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浜松市動物園でクロヒョウの赤ちゃん公開へ オス・メス2頭、乳離れの時期近づく

クロヒョウ赤ちゃんと母親

クロヒョウ赤ちゃんと母親

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 浜松市動物園(浜松市西区舘山寺町、TEL 053-487-1122)で1月10日、クロヒョウの赤ちゃんの一般公開が始まった。

国内でも希少なクロヒョウの赤ちゃん

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 昨年9月27日早朝にオス・メス2頭のクロヒョウの赤ちゃんが誕生。クロヒョウは生まれてすぐは未熟で目も開けられず、母乳、排泄の手伝い、体をなめてきれいにするなど、母親が付きっきりで子どもの面倒を見る。3カ月がたち、赤ちゃんの生育状況も順調で、乳離れの時期が近づいてきたことから公開が決まった。

 母親のシュバルツは何度も出産を経験しているが、育成に成功したのは3度目。子育てにも慣れ、今回の出産は飼育員たちも安心して見守ることができたという。クロヒョウ飼育担当者の川崎大輝さんは「クロヒョウは日本国内で飼育頭数が少なく、近年繁殖を行っているのは浜松のみ。国内で現在、クロヒョウの赤ちゃんを見られるのは当園だけ。今後は繁殖をストップする予定なので、見るなら今しかない」と話す。

 2匹の赤ちゃんの名前は未定。順調に育ち、一頭は臆病な性格、もう一頭は強気で好奇心旺盛な性格だという。現在は13時30分~15時30分の2時間限定で公開し、赤ちゃんの成長に合わせ公開時間を伸ばしていく予定。公開以前から「クロヒョウの赤ちゃんの公開はいつからか」という問い合わせもあり、待ち望んでいたファンもいたという。公開開始日当日は、カメラで赤ちゃんの姿を追いかけるクロヒョウファンや、「かわいい」と赤ちゃんに見入る子どもたちの姿が見られた。

 「好奇心旺盛な赤ちゃんたちは見ていてとても楽しい。赤ちゃんを公開すると止まってじっくり見る人も多い」と川崎さん。「1カ月もたつと大きくなってしまうので、かわいらしい今の姿を見てもらいたい」とも。

 開園時間は10時~16時。赤ちゃんの公開時間は13時30分~15時30分。現在園内整備工事に伴い、フラワーパーク来園者のみの限定入園(3月15日まで)。

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