ホテル「365BASE outdoor hostel」(中区曳馬、TEL 053-544-4338)が「レインボー夜桜@365BASE」を開始した。
花見の新しいスタイルとして、「桜の花にライトアップをしてホテルから見られたら面白いのでは」と、一昨年に始まった同イベント。宿泊者が利用できるテラスから最もきれいに見えるよう、桜に虹色のライトアップを施す。宿泊者がインスタグラムに上げ、それを見た人が訪れるなど、昨年は同イベント目的の宿泊者も増えた。新型コロナウイルスの影響で、現在はマンスリー・ウィークリーのみ受付するなど予約を制限している部屋もあるが、同イベントの特等席でもある「屋内型キャンプルーム」は1泊から予約が可能。完全プライベートな個室で、バーベキューもできる。「市内で花見を楽しみたい人が家族で利用することもできるのでは」と社長の古橋啓稔さん。
暖冬の影響で開花が早いと予想し、3月末に開始する予定だった同イベント。予想より開花が遅れたため、5日にライトアップを開始。照明の提供とライトアップの監修を担当するのは、光パターン形成LED照明「ホロライト・シリーズ」の開発・製造・販売を行う「パイフォトニクス」(東区天王町)。虹色に光る照明を使用しているが、桜にきれいに照明が当たるよう細かい角度調整が必要で、照明のセッティングは難しいという。常に美しくライトアップされた状態を保つため、期間中に何度か調整を行いベストな状況を提供する。
「今年はほとんど人がいないが桜が8分咲になったのでライトアップを開始した。今はなかなか大変なときだが、桜を楽しむ心の余裕が少しでもあれば」と古橋さんは話す。
点灯時間は18時~22時。今月12日まで(予定)。