イタリア風料理店「IL CIELO(イルチェーロ)」(浜松市中区上島、TEL 070‐2829‐4544)が8月3日、オープンした。
元々飲食店で働いていたが、一時期違う業種に転職したオーナーの宮澤一将さん。しかし、自身が食べることが好きなこともあり、やはり飲食業がやりたいと思うようになった。いずれ独立するために、東京のイタリア料理店で7年ほど修業。その後浜松に戻り、市内の状況を知るため1年ほど飲食店に勤務。昨年末から店舗を探し、内装を整え、メニューを検討。料理を作る本人が日本人であることから、イタリア料理店ではなく、あえて「イタリア風料理店」としてオープンにこぎ着けた。
店舗面積は約20坪。カウンター5席とテーブル席12席の計17席。来店客と会話を交わし、食べたいものを聞いてメニューに反映できればと考え、カウンターはすし店をイメージして仕上げた。内装はクリーム色を基調とし、男女問わず、カジュアルな雰囲気で気軽に楽しんでもらえるようシンプルにまとめた。ゆったりと食事を楽しんでもらうため、未就学児童の入店は遠慮してもらっている。
地元の食材や自家製の食材をメインに使った料理を提供する同店。鮮魚店に相談し、その時の旬の魚を仕入れ、野菜は主に浜松産のものを使う。生ベーコンやソーセージなど、料理に使う食材は手作りを心掛ける。
ランチは、ビジネスマンが短時間で食べられるようミニサラダとパスタをセットにした「ビジネスランチ」(1,000円)と、のんびりと食事を楽しみたい客に向けて、前菜の盛り合わせとパスタ、飲み物をセットにした「チェーロランチ」(1,400円)の2種類を用意。ランチセットのパスタは日替わりで提供し、3種類から選べる。ディナータイムは、前菜やパスタ、一品料理などを用意。「グリーンサラダ」(400円)や「からすみとレモンのペペロンチーノ スパゲッティ」(1,200円)をはじめ、地元の食材を取り入れた「磐田の地鶏美味鶏のオーブン焼~悪魔風~」(2,600円)や「三ケ日牛カイノミのステーキタリアータ」(2,800円)などをそろえる。アレルギーなどによる食材の変更や、味が濃い薄いなどの好みなど、できる限り要望に応える。メニューについては、来店客のニーズに合わせ、9月末をめどに内容を見直していく予定だという。
新型コロナウイルス対策として、マスクと手袋を着用。店内は消毒清掃を行っている。店頭には手指用のアルコール消毒を準備。大型のエアコンとレンジフードを使い、換気を行っている。
「地元の食材や自家製の食材を使った料理を提供していくので、おいしく食べてもらいたい」と宮澤さん。「密な状態を避ける意味もあり、連絡してから来てもらえるとありがたい。一人でやっているため融通も利くので、要望があればできるものは対応する。ぜひ気軽に訪れてほしい」とも。
営業時間は11時30分~14時30分、18時~22時。木曜と第1、3水曜定休。