「静岡県バーベキュー協会」（浜松市北区都田町、TEL 053-428-2017）が8月8日、菓子「静岡BBQポテトチップス」の販売を始めた。

しょうゆベースの和風テイストに仕上げた「静岡BBQポテトチップス」

　同会は、バーベキューインストラクター検定の試験開催や、主催者もゲストも楽しめ環境にも配慮した「スマートバーベキュー」の普及活動などを行う団体。企業の社内レクリエーションなどでの出張バーベキューサービスも提供する。会長の鳥居克啓さんは、同会が販売する「静岡BBQソース」の味を気軽に楽しんでもらえる商品を模索。三方原産じゃがいもや浜名湖産のノリを使うご当地ポテトチップスの企画・販売を手がける「ローカルテイスト」（南区）社長の新村憩さんにコラボを提案したところ快諾を受け商品開発が決まった。「バーベキューは一つのパーティー文化のため、おしゃれでこだわったものを提供したかった」と鳥居さん。昨年9月から約1年をかけて試作を繰り返し、発売にこぎ着けた。

　1875（明治8）年創業の老舗醸造所「明治屋醤油（しょうゆ）」のしょうゆをベースに、県内産のカツオやイワシ粉末をブレンドした「静岡BBQソース」は、優しい甘みが特徴の和風テイストのバーベキューソース。ソースの風味を楽しめるように、国産ジャガイモをギザギザの形状にカットし、ザクザクとした食感に仕上げた。子どもも食べられるように配慮し、どの世代でも楽しめるような味付けにした。パッケージは、黒色をベースに文字は金色を使うシンプルでシックなデザイン。「テーブルにあるだけでバーベキューの場をおしゃれに演出できるようにした」と鳥居さん。

　初回生産2000袋の売れ行きは順調で、今後増産を予定している。鳥居さんは「当会の活動を知ってもらうきっかけにしたい。ポテトチップスを通してコミュニケーションを交わしてもらえたら」と話す。

　価格は100グラム入り1袋＝460円。同会の公式ホームページと「ウチザワ酒店」（北区）、「メルカート間渕」（中区）、「明治屋醤油」（浜北区）などで販売する。