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浜松・大島町にカフェ 自然栽培野菜使い「心と体がよろこぶもの」コンセプトに

自然栽培の野菜を使う「ナチュレスト」の食事メニュー

自然栽培の野菜を使う「ナチュレスト」の食事メニュー

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 カフェ「Naturest (ナチュレスト)」(浜松市東区大島町、TEL 053-582-8818)が8月5日、オープンした。

「ナチュレスト」のスイーツ

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 障害者就労支援施設のNPO法人「スマイルベリー」(浜北区)が運営する同店。障がいや難病により一般企業での就労が困難な利用者を対象とする「障害者就労継続支援B型事業所」として、障がい者に新たに働く場を提供したいと考えたという。就労支援の一環として、肥料や農薬を使わない自然栽培の野菜作りや養蜂などを行っているため、その食材を使うカフェのオープンを決めた。「心とカラダがよろこぶモノ、揃(そろ)えました」をコンセプトに、健康に配慮した料理を提供する。

 店舗面積は約15坪。テイクアウト中心だが、イートインスペースとしてテーブル8席を用意。店内は、グレーを基調にむく材を多く使い、自然を感じられるナチュラルな雰囲気にデザイン。店内の家具や台車、黒板は木を材料にスタッフが手作りした。

 日系ブラジル人のシェフが作る総菜メニューは8種類をそろえる。独自に配合したスパイスを使う「タコライス」(810円)は、ピラフの上に、ひき肉やレッドキドニービーンズ、野菜をのせて仕上げる。自然栽培の野菜をふんだんに入れた「キッシュ」(378円)は、「アスパラ」や「チキンとトマト」などを日替わりで用意。このほか、「レモン風味」や中東発祥のスパイスを使う「デュカ風味」などの味付けで提供する「ローストチキン」(375円)などを販売する。

 スイーツは、毎朝店内で焼き上げて提供。溶かした蜜蝋(みつろう)で作った「焼き立てカヌレ」(248円)は、ラム酒の香りが広がり、外はカリッと中はモッチリとした食感を楽しめる。自家製蜂蜜を入れ、クリームチーズをふんだんに使う「バスクチーズケーキ」(378円)やモモやフルーベリーなど旬のフルーツを使う「タルト」(540円)を用意する。ドリンクメニューは、自然栽培レモンの「自家製はちみつレモネード」(432円)やホーリーバジルやビワの葉ミントを使う「オリジナルハーブティー」(324円)などをそろえる。

 週末は午前中で売り切れてしまうほど、オープン後は順調な滑り出しという。店長兼パティシエの豊田春奈さんは、「自分たちで作った自然栽培の野菜や蜂蜜が多くの人の手に届くことがうれしい。体に優しくおいしい食事で皆の笑顔が見られたら」と話す。

 営業時間は10時~16時。日曜・月曜定休。

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