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浜松・寺島にスケートパーク併設カフェ 「楽しくスケボーを好きになって」

「純粋に楽しくスケボーを好きになってもらいたい」と話す店主の酒井さん

「純粋に楽しくスケボーを好きになってもらいたい」と話す店主の酒井さん

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 カフェ「OMG.B.(オーエムジービー)カフェ」(浜松市浜北区寺島、TEL 080-7652-0066)がオープンして1カ月がたった。

山梨県産のモモの果実をふんだんにのせたかき氷「桃太郎」

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 建設会社「大村組」(浜北区)社長の大村幸治さんは、自身の趣味であるスケートボードを楽しみたいと8年前に同施設を建設した。スケートボードが正式種目になった東京オリンピック後、施設を利用したいという要望が多く一般公開を検討。周辺に自由にスケートボードを楽しむ環境が少なく、地元浜北が盛り上がるきっかけになればと考え、カフェを併設してオープンすることを決めた。カフェの店主は大村さんの友人で飲食店を経営する酒井幸代さんが務める。

 店舗面積は約15平方メートル。テイクアウト中心で運営するが、イートインスペースとして屋外にテーブル25席を用意。コンテナハウスを手作りで改装した店舗は、来場者が非日常を感じてリフレッシュできるようにと、アメリカ西海岸テイストのデザインに仕上げた。施設内の休憩所「オレンジハウス」は、トイレやキッチンなどを備えたトレーラーハウスで、災害時には地域のライフラインとして活用する。

 「かき氷」は、季節ごとの旬のフルーツをふんだんに使う。すりつぶしたイチゴのクリームに生のイチゴをトッピングしたかき氷「いちご姫」(850円)は、生クリームをかけて仕上げる。このほか、バニラアイスの上に、細い糸状の栗ペーストを絞った「1ミリモンブラン」(1,500円)や山梨県産のモモの果実をふんだんに使う「もも太郎」(850円)などを販売。学生でも気軽に食べられるようにとリーズナブルな価格で提供する「シロップかき氷」は、「レモン」「ラムネ」(以上250円)など8種類をそろえる。

 とろけるような食感のわらび餅と生クリームが入る「わらび餅ドリンク」は、「抹茶ミルク」「ミルクティー」「ほうじ茶」(以上、800円)の3種類を用意。浜北区のコーヒー焙煎(ばいせん)所「Green Coffee」から仕入れた豆を使う「アイスコーヒー」(500円)などを提供。週末のみ「気まぐれ軽食」(800円~)として、「キーマ風カレー」や「タコライス」などの軽食を用意する。

 スケートパークの面積は約300平方メートル。地面に穴を開け、曲線状のコンクリートの上を滑走する「ボウル」を設置。平面で滑る「フラットスペース」には、技を繰り出すための「マニュアル台」や「フラットレール」などを備える。

 夜間は、「ナイトBBQ」として貸し出す。バーベキュー器材とスペースを貸し出すプラン(1人1,000円~)と食材もセットにするプラン(1人3,000円~)を用意。1日1組のみ5人以上で予約を受け付ける。

 来年には、スケートパークの増設を計画している。「純粋に楽しくスケボーを好きになってもらいたい」と酒井さん。「来場者同士が自然とコミュニケーションを交わす場になっていてうれしい。スケボーをやらない人も、日々の時間を忘れられる空間として利用してもらえたら」とも。

 営業時間は、スケートパーク=10時~21時、カフェ=13時~16時、ナイトBBQ=17時~21時。水曜定休。スケートパークの利用料は、2時間=500円、1日=1,000円。

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