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浜松卸商団地アルラで「おいしい映画祭」 上映後に俳優の東出昌大さん登壇

「みんなで映画を見る楽しさを味わってほしい」と話す「おいしい映画祭」実行委員会の松岡ひとみさん

「みんなで映画を見る楽しさを味わってほしい」と話す「おいしい映画祭」実行委員会の松岡ひとみさん

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 映画イベント「おいしい映画祭 in 浜松」が7月16日、「浜松卸商団地 アルラ」(浜松市南区卸本町)で開催される。

名古屋で開催された「おいしい映画祭」第一回の様子

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 主催は、映画パーソナリティーやタレントとして活動する松岡ひとみさんを中心に構成する実行委員会。松岡さんはシネマインタビュアーとして、取材や舞台あいさつの司会、キャスティングなど映画に関連した仕事を幅広く務める。約10年前から劇中の「食卓のシーン」を通して映画を紹介するコラム「おいしい映画」を執筆。執筆では、コロナ禍で映画業界の動きが止まり仕事も減る中で、家で映画を楽しむ人が増え「食」を扱う作品が増えたのを感じたという。コロナ禍を経て、映画監督とファンの交流の場を作りたいと、食の魅力を映像で再発見するイベント「おいしい映画祭」を昨年12月、名古屋で初開催した。

 初開催後、各地から開催してほしいと声がかかり「おいしい」特産品や飲食店が多い浜松での開催を決めた。会場に選んだのは「浜松卸商団地」。浜松卸商団地青年部とも「若者を呼び、地域を盛り上げたい」という点で意見が一致した。同団地について、松岡さんは「タイムスリップしたような昭和レトロな面影を残し、撮影スポットやロケ地として全国から足を運んでもらいたいすてきな場所」と話す。

 一般的な映画祭に比べると上映作品は2作品のみと少ないが、「みんなで映画を見る楽しさ、感動を共有する心地よさを味わってほしい」と松岡さん。上映1作品目は、浜松市出身の豊島圭介さんが監督を務める映画「ヒーローマニア 生活」。上映後のトークショーでは、豊島監督に加え、同作品に出演した俳優の東出昌大さんが登壇し撮影秘話などを話すという。上映2作品目は、7月14日公開の映画「アイスクリームフィーバー」。トークショーでは、同作品の監督でアートディレクターの千原徹也さんが登壇し、サイン会も予定する。「既に問い合わせを多数もらっている。才能ある監督や役者の話を直接聞くよい機会」と話す。

 併催する入場無料の屋外イベントでは、飲食ブースなどを展開。映画「アイスクリームフィーバー」にちなみ浜松市内のアイスクリームやジェラートの食べ比べ企画を用意する。「春華堂」が移動式カフェ「うなくん号」で「うなぎパイジェラート」(500円)などを提供するほか、キッチンカーや市内の雑貨店などが出店する。

 「映画やドラマの食卓シーンは、人間関係が見えてくる大事なシーンになっている。『おいしい』食べ物と映画の両方を楽しんでもらえたら」と松岡さん。「誰と行って何を食べたかなどが思い出に残るイベントにしたい。気軽に足を運んでほしい」とも。

 開催時間は10時30分~18時。トークショー付き上映会の料金は各回2,500円。ウェブサイトでの事前申し込みが必要。

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