浜松市が舞台のテレビアニメ「夢見る男子は現実主義者」企画イベントが、浜松市内各所で開催される。
「夢見る男子は現実主義者」は、HJ 文庫が発刊する青春ラブコメディー作品。原作小説はコンテスト「HJネット小説大賞 2019」で3356タイトルの中から大賞を受賞した。
原作には特定の舞台設定はなかったが、テレビアニメ化に当たってロケーションの豊富さが決め手となり浜松市がモデル地に選ばれた。アニメは今年7月から9月までに全 12 話が放送された。「浜松市立高校」「西遠女子学園」が校舎デザインのモデルとなり、作中には「アクト通り」「弁天島海浜公園」など実在の場所が登場した。
浜松市では現在、観光誘客のためアニメツーリズムにも注力しており、作中に登場する観光地をまとめた「聖地巡礼マップ」を制作。10 月 29 日は、出演声優と監督を招いたトークショーを「えんてつホール」(浜松市中区旭町)で開催する。主人公「佐城渉」役の宮瀬尚也さん、ヒロイン「夏川愛華」役の涼本あきほさん、監督の古賀一臣さんが来場する。宮瀬さんと涼本さんは、浜松をPRするユーチューブ動画「浜松!現実!!ふたり旅!!!」にも出演しており、浜松の印象やアニメの裏話などのトークを繰り広げる。
遠鉄百貨店内の「東急ハンズ」(中区旭町)では現在、アニメグッズのポップアップショップを出店している。同企画のために描き下ろしたデザインの「アクリルキーホルダー」(880円)、「Tシャツ」(3,850円)、「ROOTOTE」とコラボした「トートバッグ」(3,300円)などをそろえる。トークショー開催を記念して10月28日・29日は、3,000円以上の購入者を対象にオリジナルデザインの「ミニ色紙」を進呈する。
10月28日からは、ヒロイン夏川愛華が観光地を紹介する「モデル地ガイドボイス」も展開する。アニメの舞台になった弁天島海浜公園、アクト通り、舘山寺温泉の3エリアが対象となり、スマートフォンでポスターのQRコードを読み込むことで楽しめる。
浜松市観光・シティプロモーション課の内山佳織さんは「弁天島海浜公園にはフォトスポットパネルも設置している。浜松に来て、マップ片手にアニメの世界を楽しんでもらえたら」と話す。
ポップアップショップは10月30日まで。「ガイドボイス」は来年3月末まで。