コッペパンとソフトクリームの店「にちにちさんと夜ナ夜ナサン」(浜松市中央区常磐町、TEL 050-8888-3055)が3月8日、オープンした。
オーナーの白尾康博さんは、同店とは別に飲食店を経営しているが、地域に親しまれ気軽に立ち寄れるような新しい店を持ちたいと模索。「オリジナルの手作りコッペパンサンド」と「夜まで楽しめるソフトクリーム」の2つコンセプトを組み合わせた専門店としてオープンにこぎ着けた。ユニークな店名は、白尾さんの好きな言葉「日日是好日(にちにちこれこうじつ)」から引用し、「日中も夜も良い日になるように」と願いを込めたという。
店舗面積は約25坪。店内は、シンプルで居心地の良い空間にしようと、白を基調にナチュラルな雰囲気のデザインに仕上げた。イートインスペースも設け、テーブル=14席、カウンター=4席を用意する。
コッペパンサンドは、専門店から仕入れるほんのりとした甘みを感じるパンを使う。約50種類あるメニューのうち、仕入れに応じて常時10種類を店頭に並べる。総菜系の「おかずコッペ」は、地元「青い鳥牧場」(浜北区)の卵を使う「タマゴサラダ」(330円)、茹でたホウレンソウにベーコンとチーズをあえた「ホウレンソウとチーズ」(300円)、懐かしさを感じる「焼きそばパン」「コロッケパン」(各280円)などを用意する。スイーツ系の「おやつコッペ」は、「鈴木製餡(あん)」(中央区)のあんこを使う「あんホイップ」(300円)、シンプルな「ジャムマーガリン」(250円)、知人の茶農園「太田製茶」(浜名区)から仕入れる深蒸し緑茶をあんにした「緑茶あんホイップ」(300円)などをそろえる。
ソフトクリームは、北海道産の牛乳を使うスタンダードメニュー「バニラ」(430円)をベースに、シロップをかけたアレンジメニューを用意。「まるたま製茶」(浜名区)の茶葉を混ぜ合わせた「ほうじ茶」、「いちご」「チョコ」(各530円)などを販売する。今後はパフェなどのトッピングメニューを展開する予定という。コーヒー、紅茶、緑茶などのドリンクも提供する。
現在、同店のインスタグラムのフォロワー数は1000以上あり、来店客も多く順調な滑り出しという。白尾さんは「コッペパンだけでなく飲み物1杯でもいいので来店してほしい。普段から毎日通えるような店にしたい。地域の方々の交流の場になれたら」と話す。
営業時間は7時30分~23時。火曜定休。