浜松・本郷にパン店「はるさんのパン屋 寄り道」(浜松市南区本郷、TEL 053-462-6063)がオープンして2カ月がたった。
元消防職員の鈴木晴之さんが退職を機に独立開業した同店。「もともとパンやお菓子作りが趣味だった。周りからは『パン屋はもうからない』などと言われ理解も得られなかったが、好きなことなので、取りあえずやってみようと思い立った」と話す。
店舗面積は約50坪で、両親の住んでいた物件をリフォームした。カウンター席を含む12席のイートインスペースも用意する。子ども連れの客が来てもゆっくりできるよう、プラレールなどのおもちゃを置く2坪ほどのプレイルームも備えた。
商品は、食物繊維、ビタミンを多く含む北海道産の小麦粉「春よ恋ブレンド」を使った「夢食パン」(1斤=360円)や「メロンパン」(140円)、クルミとドライフルーツを使った「くるみとフルーツ」(150円)、ハワイの揚げパン「マラサダ」(110円)など常時15~16種類を用意する。コーヒーなどのドリンク類も用意し、イートインもできる。
鈴木さんは「まだ認知度が低いので客も少ないが、ぼちぼちリピーターの方も来てくれるようになった。接客も楽しんでいるし、何より自分の作ったパンにお金を払ってくれることが一番うれしい。今後はパンが目的でなくても人が集まれるようなアットホームな場所になれれば」と話す。「オープン時には黄色い旗を揚げるので、気軽に寄っていただければ」とも。
営業時間は11時~17時。日曜・月曜定休。