浜松・入野の和菓子店「山田屋製菓舗」(浜松市西区入野、TEL 053-447-1137)が昨年12月8日、リニューアルオープンした。
1926(昭和元)年から同所で営業してきた同店は現在、4代目の山田和利さんが店主を務める。店舗老朽化のため半年間休業して改装工事を行った。新店舗の面積は7坪で以前の約2倍、厨房(ちゅうぼう)も約1.5倍の広さに拡充した。内装は白を基調として「茶室のような落ち着いた雰囲気に仕上げた」と山田さん。
リニューアルに合わせて白餡(しろあん)を練り込んだ生地にドライストロベリーを入れて焼き上げたスポンジケーキ「イチゴのれんが」(1個=190円)を発売した。山田さんは「酸味と甘さのバランスや生地に入れた時に程よい食感になる素材選びにこだわった」と話す。このほかにあん、クリーム、チーズ3種類の「クリームどら焼き 湖郷(こきょう)」(同90円)、「マロン」(同100円)などの定番商品も引き続き用意する。
今回の改装に合わせて山田さんの弟の勝野修介さんが運営する生花店「三松花(さんしょうか)」も同じ建物内に店を新設した。「キク」(790円)や「クリスマスローズ」(1,500円)などを取りそろえ「『見ていて楽しくなる店』をコンセプトに仕入れや店舗づくりをしている」と勝野さんは話す。
「今後は実演販売を行うなど気軽に遊びに来てもらえるような店にしていきたい」と山田さん。「和菓子と生花の両方を楽しんでいただきたい」とも。
営業時間は8時~20時。水曜定休。