浜松・旭町のプレスタワーで5月16日、開業支援講座「起業の実践講座 ネットと支援機関を味方につける!」が開催された。主催は静岡県経済産業部商工業局地域産業課。
4回にわたり起業家や起業希望者を支援する同講座。今回は第2回目となり、ITと創業支援の専門家である加藤裕子さんが講師となり、商工会議所や地元信用金庫のスタッフ、税理士が、それぞれの立場から見た創業のための情報を提供。最後に加藤さんが具体的な例を出しながら創業に関してアドバイスする形で講義を行った。「私を含め複数人の起業専門家がいる講座。創業に関するあらゆる疑問をその場で解決してほしい」と加藤さん。加藤さんは第4回の講座の講師も務める。
当日参加した渡辺浩平さんは「各専門家が価値のある情報を多く話してくれ、とても良かった。加藤さんが話してくれたITを使った実例は、広告にかかる費用から売り上げまで細かいところまで掘り下げていたので起業の際には必ず取り入れたい」と話す。
第3回は6月6日に「何を売りたいのか明確に」というテーマで事業と市場の整合性について講義。第4回は6月17日に「創業事業計画書を作る」というテーマで同書の作成方法とネットを使った集客について講義。共に講師は加藤裕子さんが務める。
「今起業を考えている人から起業に少しだけ興味があるという若い人まで、多くの人に参加してほしい」と加藤さん。「専門家として難しい話ではなく、わかりやすく楽しい講座にしていきたい」とも。
参加費は1回1,500円。対象は起業に興味を持っている人で、定員は各回20人程度。すでに起業している人の参加も可能で、申し込み方法は「魅力ある個店-開業・個店の継続支援事業」ホームページから。当日参加も可能。