ホラーイベント「怨室（おんしつ）のくぇだもの」が8月10日から、「はままつフルーツパークときのすみか」（浜松市浜名区都田町、TEL 053-428-5211）で開催される。

　意外性をもったイベントを開催しようと同園が企画した同イベント。2020年に開催を予定していたが、コロナ禍の影響で断念。新型コロナウイルスの位置づけが5類に移行したことからこの度、開催に踏み切った。イベント名は、「温室」を「怨室」にもじり、「くだもの」と「けだもの」を合わせた造語にした。

　通常、南国の植物やフルーツが植栽された「温室ドーム」を、夕方からお化け屋敷に一変する。所要時間は約15分。フルーツをモチーフにしたお化けが現れる中、全長150mの温室を歩いて体感する。

　時間帯によって恐怖度が変わるよう3部制で構成する。小学生低学年向けの演出「プチパワー」は、日暮れ前の明るい会場内を進み、お化けはゆっくりとした動きにする。小学生高学年やお化け屋敷初心者用にした「チュウパワー」は、薄暗くなる時間帯にお化けだけでなく音の演出も加える。上級者向けの「フルパワー」は、光のない暗闇の中、手渡された手動発電式懐中電灯の明かりを頼りに進む。

　会場内のチェックポイントに掲示したキーワード集める「謎とき」を用意し、正解者には景品を進呈する。勝田さんは「温室のお化け屋敷は特別なシチュエーション。怖さのレベルを選べるお化け屋敷はあまりないので、上級者の方はもちろん、初心者の方にも楽しんでほしい」と話す。

　開催時間は、プチパワー＝17時15分～18時15分、チュウパワー＝18時30分～19時30分、フルパワー＝19時45分～20時45分。入場料は、高校生以上＝1,500円、小中学生＝850円、未就学児＝無料。パーク入園料が別途かかるが、同園「納涼祭」開催期間中のため、17時以降は入園無料。8月25日まで。