浜松・田町に焙煎倉庫をイメージしたシングルオリジンコーヒー専門店

ドリッパーで丁寧にコーヒーを淹れる店長の小野達哉さん

ドリッパーで丁寧にコーヒーを淹れる店長の小野達哉さん

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 浜松・田町に11月11日、自家焙煎(ばいせん)コーヒー店「WILL COFFEE&ROASTERS(ウィルコーヒー&ロースターズ)」(浜松市中区田町、TEL 053-456-0717)がオープンした。

コンクリートの外壁に描くアートが印象的な外観

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 「イタリアンダイニング&カフェ ポエータ」など、飲食店を複数展開するプレジャーシップ・ダイニングの姉妹店。コーヒー専門店としては初の試みで、街中にコーヒー文化を根付かせたいという思いからオープンにこぎ着けた。「意志を世に伝えてコーヒーの未来を創り出していきたい」という同店のコンセプトを踏まえ、意志や未来を意味する英語のWILL(ウィル)を店名に取り入れたという。

 店舗面積は22坪で、ハイスツールがメーンの1階とヴィンテージ風ソファがメーンの2階席に、カウンター8席とテーブル30席の計38席。トータルコンセプトは焙煎倉庫。外観は打ちっ放しのコンクリートに描いたステンシル風アートを施す。店内は随所にランプを設置し、木目やレンガ風の壁などをあえて経年劣化したかのように見せている。

 メーンはブレンドしないシングルオリジンコーヒーがメーン。生産農園を明確に表示したエチオピア・ブラジル・コロンビア・タンザニア・グアテマラ・メキシコ産の生豆を、現地と直接取引する業者などから仕入れる。1キロのフジローヤル製ロースターで小まめに自家焙煎した「シングルオリジン・ドリップコーヒー」(S=346円、M=454円)は日替わりで2種類を用意。注文が入ってから一杯ごとに豆をひき、ペーパードリップで入れる。エスプレッソマシンのロールスロイスともいわれるイタリア製のマリゾッコで抽出するエスプレッソは、「ウィル カフェ ラテ」(S=346円、M=454円、L=518円)など7種類。「カフェラテ スムージー」(540円)などのフローズンスムージーなどもそろえる。

 フードメニューは、レストランや居酒屋経営のノウハウを生かし、4種類の「ピザ」(486円~)や「パニーニ」(518円)、「マンスリースイーツ」(454円)を提供する。

 「友人の家へ遊びに行くような感覚で、気軽に立ち寄ってほしい」と店長の小野達哉さん。オープンに向けてオーナーとともに東京への視察も重ね、多くの豆を見て触って味わい、焙煎やドリップ方法も一から学んだという。「いつか浜松のシンボル的存在のコーヒー店になれたら」とも。

 営業時間は8時~20時。

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