メイドカフェ「SECRET HOUSE（シークレットハウス）」（浜松市中区板屋町、TEL 070-8569-1004）が1月15日、オープンした。

「おえかき」でデコレーションしたドリンクメニュー

　店長の山内里紗子さんは愛知県出身で、名古屋市のコンセプトカフェに勤務していた経験がある。浜松は、「ゆるキャン」などのアニメの聖地としても知られており、ローカルアイドルも多く活動しているが、サブカルチャーが普及していないと感じた山内さん。メイドカフェなどのコンセプトカフェも少なく、需要が見込めると感じ、同店のオープンを決めた。営業を通じて、浜松のサブカルチャーを盛り上げられるように目指す。

　店舗面積は約15坪。テーブル席4席、カウンター席8席で計12席。店舗デザインは、木目調の素材を多く使い、落ち着いた雰囲気に仕上げた。

　コンセプトは、「町外れの小さなお屋敷に集められた人形『ドール』たちが、人間界について学ぶために、来店客に給仕する世界」。人形に扮（ふん）したメイド姿のスタッフが、男性客はご主人さま、女性客はお嬢さま・奥さまと呼び、もてなす。メイド服は、店長自ら制作したオリジナルのものを使う。

　料金システムは、ソフトドリンクの飲み放題が付き、1時間1,870円（女性＝1,540円）。ドリンクにアイスクリームや生クリームを使いデコレーションする「テディベアトッピング」（追加200円）などのオプションも用意する。アルコールも飲み放題の場合は、1時間2,750円（女性＝2,200円）となり、レモンサワーやウイスキー、梅酒など約10種類から選ぶことができる。

　食事やスイーツも提供。半熟卵をのせる「オムライス」（1,210円）やフワフワの食感の「パンケーキ」（880円）、日替わりケーキとクッキーなどのスイーツセット「アフタヌーンプレート」（660円）などを用意。メニューを提供する際は、メイドたちが、おいしくなる魔法『おまじない』をかけて演出。いずれも、食事メニューにはケチャップで、スイーツ類にはチョコレートでキャラクター描く「おえかき」をサービスする。

　「アミューズメントメニュー」で、スタッフとコミュニケーションをとることができる。スタッフと一緒に撮影する「チェキ」（880円）や、指名したスタッフがオリジナルドリンクを提供する「ドール特製カクテル」（880円）などを用意する。

　新型コロナウイルス対策として、来店時に手指消毒と検温、飲食時以外はマスク着用を求める。スタッフは、出勤前の検温、マスク着用、手指消毒を義務化。店内は、定期的に出入り口を開けて、換気を徹底する。

　SNSや口コミで知った来店客が訪れ、オープン後は順調な滑り出しだという。山内さんは「浜松の人に愛される店を目指している。当店のコンセプトを気軽に楽しみ、ゆったりとした時間を過ごしてほしい」と話す。

　営業時間は、平日＝18時～22時、土曜・日曜＝15時～22時。月曜・木曜定休。