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浜松・旭町にキッシュ専門店 浜松の食の豊かさを全国へ伝えたいと

「キッシュを通して、浜松の食の豊かさを伝えていきたい」と話すマネジャーの加藤さん

「キッシュを通して、浜松の食の豊かさを伝えていきたい」と話すマネジャーの加藤さん

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 浜松駅前のホテル「北の庭 THE KURETAKESO(ザ クレタケソウ)」(浜松市中区旭町)内に2月11日、キッシュ専門店「Quiche de HAMAMATSU(キッシュドハママツ) byはじめてのキッシュ」(TEL 053-453-7211)がオープンした。

旬の地元食材を使う創作キッシュ

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 ホテルやウエディング、レストランなどを手掛ける「呉竹荘」(中区)が運営する同店。浜松が誇るさまざまな食材の魅力を全国へ発信しようと、新しい事業展開を検討した同社は、フランスの郷土料理キッシュに着目。シンプルな料理のため、季節ごとの地元食材を取り入れてアレンジすることで、幅広い創作メニューを提案できると考えた。併せて、女性に人気で、浜松に専門店が少ないことから、需要を見込みオープンを決めた。

 ホテル2階のフードホールを、ランチタイム限定のキッシュ専門店として営業。店舗面積は約45坪で、テーブル35席とカウンター15席の計50席を用意。店内は、黒とダークブラウンの木目調の装飾をあしらい、シックで落ち着いた雰囲気のデザインに仕上げた。

 同社の洋食総料理長監修の下、地元食材を多く取り入れたキッシュ4種類を用意。カモやキジなどのジビエとキノコを入れた「山のキッシュ」は、豊かな風味とほんとのりとした甘みが特徴という「丸昌きのこ園」(北区)の松キノコを使う。浜名湖産アオサノリと遠州灘産シラスの入った「海のキッシュ」は、磯の香りが広がる一品。このほか、チーズやホウレンソウ、ベーコンが入る定番キッシュ「キッシュロレーヌ」をベースに、浜松産の新タマネギをのせて焼き上げる「いつものキッシュ」と、三ヶ日産のブラッドオレンジとクリームチーズの冷製スイーツキッシュ「畑のキッシュ」(以上500円)をそろえる。いずれも、直径23センチのホールを8等分したサイズで提供。「今後も季節ごとの旬の食材を使い、さまざまなキッシュを提案していきたい」とマネジャーの加藤洋さん。

 コース料理も用意し、好きなキッシュと副菜、スープなどがセットになる「キッシュランチ」(1,600円)や、牛肉をやわらかく煮込むフランスの料理ブフブルギニオンをメインにする「牛肉の赤ワイン煮込みとキッシュのランチ」(2,200円)などを提供する。

 新型コロナウイルス対策として、来店時に手指消毒と検温、食事以外の時間はマスク着用を求める。スタッフは、出勤前の検温、マスク着用、手指消毒を義務化。飛まつ防止のため、各席にパーティションを設置。密を避けるため、通常より3割程度席数を減らす。

 「3月からネットショップでの販売を始めるので、キッシュを通して全国に浜松の食の豊かさを伝えていきたい」と加藤さん。「ゆっくりと過ごせる空間を提供できれば」とも。

 営業時間は11時30分~14時(コースラストオーダー13時30分)、テークアウトは11時~16時。火曜、第2・第4月曜定休。日曜はテークアウトのみ。

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