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浜松科学館の河合楽器展示ブースがリニューアル 楽しみながら学べるピアノの仕組み

「生のピアノの音の響きを感じてほしい」と話す浜松市科学館事業企画グループの加藤さん

「生のピアノの音の響きを感じてほしい」と話す浜松市科学館事業企画グループの加藤さん

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 「浜松科学館」(浜松市中区北寺島町、TEL 053-454-0178)の展示ブース「ピアノアクション」が9月13日、リニューアルした。

ゲーム感覚でピアノの仕組みを学べる「ピアノアクション」

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 同館は、楽しみながら科学の原理を学ぶことができる施設として1986(昭和61)年に開館。2019年に「みらいーら」の愛称を付け、大型リニューアルした。同ブースは、開館当初に「河合楽器製作所」(中区)が浜松市に寄贈したもの。ピアノ鍵盤の大型模型を手で押すことで、ピアノの内部構造を学ぶ展示として親しまれてきたが、設備の老朽化に伴い、名称はそのままにリニューアルした。

 新しくなった「ピアノアクション」は、床に敷かれたセンサー付きの鍵盤マットと実物のアップライトピアノに取り付けた演奏装置が連動する。マットを踏むことで、用意した曲の演奏や自由演奏ができる。ピアノの内部構造を見られるため、鍵盤を押すとハンマーが弦を打つピアノの仕組みを学ぶことができる。

 同社が販売する、電子ピアノとパソコンを接続して手軽にレッスンできるピアノ独習ソフトウェア「ピアノマスターdp」の技術を利用する。曲目を選択し、足元とモニターで光るLEDランプの指示に合わせて鍵盤を踏むことでメロディを演奏できる。難易度ごとに3曲を用意し、「ハッピーバースデー」は「やさしい」、「森のくまさん」は「ふつう」、「エリーゼのために」は「むずかしい」に設定する。

 得点やランキングも表示するため、子どもや家族連れを中心に、ゲーム感覚で楽しみながら体験しているという。事業企画グループの加藤香名子さんは「新しくなってから多くの人が喜んでいる様子を見られてうれしい。生のピアノの音の響きを感じてほしい」と話す。

 河合楽器製作所広報課長の水谷佳子さんは「普段見られない本物のピアノ内部のハンマーの動きを楽しみながら学べるブースなので、来館してもらえたら」と話す。

 開館時間は9時30分~17時。月曜休館。

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