カフェ「mon cafe（モンカフェ）」（浜松市中区旭町）が4月1日、オープンした。

硬めの食感で卵の風味を感じる「プリン」

　店主の関野海斗さんは、パン専門店や飲食店などで約10年間アルバイト経験し、いつか自身の店を持ちたいと考えていたという。今年3月に大学を卒業し、自身の経験を生かしたカフェとして同店をオープンした。「浜松駅周辺に話題性のある店が少ないと感じていた。浜松の遊び場を増やしたかった」と話す。

　店舗面積は約14坪。席数はテーブル席のみ14席。韓国カフェをイメージした店内は、白色で統一しシンプルで無機質な空間に仕上げた。

　店主自ら手作りした洋菓子とドリンクのセットメニューのみを販売。硬めの食感で卵の風味を感じる「プリン」（990円）のセットは、自家製「カラメルソース」と「バニラアイスクリーム」のトッピングもできる。ダークチョコレートをふんだんに使った「カップケーキ」（880円）のセットは、外側はサクサクと中はレアな食感に焼き上げた。

　洋菓子に好みのドリンクメニューを組み合わせできる。蜂蜜漬けしたレモンの輪切りをそのままグラスに入れた「レモネード」は、酸味と苦み、甘みを同時に味わえる。濃厚なエスプレッソと「いなさ牛乳」（北区）などの静岡産牛乳を合わせた「アイスカフェラテ」は、専門店から仕入れたオリジナルコーヒー豆を使う。「今後は、デコレーションしたカップケーキなどの追加を予定している。できる限り地元食材を生かしたメニューを提供していきたい」と関野さん。

　SNSの反響があり、週末は多くの来客でにぎわうという。関野さんは「数ある飲食店の一つだが、街中から浜松の活性化につなげたい。ほかにはない空間でゆっくり過ごしてほしい」と話す。

　営業時間は11時～19時。