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浜松・花川町にパン店が移転 手間ひまかけた体に優しいパンを提供

体に優しい素材を使ったパンを約40種類並べる

体に優しい素材を使ったパンを約40種類並べる

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 浜松・花川町に1月14日、パン店「55BREAD」(浜松市中区花川町、TEL 053-415-8559)が移転オープンした。

焼きたてのパンを取り出す、店主の岡部さん

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 篠原町で約1年、米津町で約5年パン店を経営してきた店主の岡部行彦さん。米津町の店舗を立ち退かなければならなくなり、移転先を探していたところ、知人からレッカー店の倉庫を貸してもらえるという話をもらった。「花川運動公園」や「ばらの都苑」などが近く、静かな同所を気に入った岡部さん。倉庫の一部を改装し、オープンにこぎ着けた。

 店舗面積約5坪。倉庫の外観に合わせ、内部はコンクリートの壁紙に、以前の店舗で使っていた壁やカウンターの木材、黒板などを再利用し、ビンテージ風の店内に仕上げた。わざと窓をなくし、優しい照明でパンがよりおいしく見える雰囲気にしたという。

 提供するパンは、創業当初からの「ソフトフランス」(100円)や甘く煮た3種の豆とクリームチーズが入った「豆パン」(160円)など約40種類を取りそろえる。中でもベーグルはファンが多く、「セサミとさつまいものベーグル」や「クランベリーとくるみのベーグル」(以上、160円)など6種類を用意。ほかにも「バインミー」(450円)や「エッグベーコンチーズ」(440円)などオーダーメードホットサンドもそろえる。サンドには人気のソフトフランスを使い、パンの具材を自由に組み合わせることもできる。「手間はかかるが、オーダーが入ってから調理して温かいサンドを提供している。わざわざ遠くから買いに来るファンもいる」と岡部さん。

 パンは化学調味料をできるだけ使わず、体に優しい素材を使う同店。時間をかけて熟成させることで、かみしめた時に小麦が香り、味わい深いパンになるように工夫しているという。

 岡部さんは「静かで良い環境の場所に移転できた。これまでの南区の人たちからは遠くなってしまったが、同所は公園が近く春は桜がきれいに咲くような自然豊かな場所なので、日常から離れて息抜きしたい時に立ち寄ってもらいたい。近隣の人たちにも街のパン屋として使ってもらえたら」と話す。

 営業時間は9時~19時。月曜定休。

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