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遠州綿紬「ぬくもり工房」が20周年 新たに壁紙を商品化

温かみのある風合いの遠州綿紬

温かみのある風合いの遠州綿紬

 遠州綿紬(つむぎ)の企画販売「ぬくもり工房」(浜松市浜名区染地台、TEL 053-545-6491)が4月18日、創業20周年を迎えた。

新たに商品化した「壁紙」

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 同社の前身は社長の大高旭さんの祖父が1966(昭和41)年に創業した遠州織物問屋「大幸」。大高さんは大学時代から名古屋で飲食業のアルバイトをしていたが、2代目社長だった父の入院を機に2004(平成16)年に浜松に戻り、家業を継いだ。

 「最初は遠州綿紬の読み方も知らなかった」という大高さん。しかし、ネット通販部門でユーザーの声を直接聞き、商品に触れることでその魅力に気付いたという。「遠州の四季を感じさせる伝統的なしま柄で、ふんわりとした温かみがある。この織物を後世に伝えたい」と、2006(平成18)年に遠州綿紬の販売に特化した「ぬくもり工房」を設立した。

 当初は赤字が続いたが、オリジナルブランド「つむぐ」の立ち上げを契機に、雑貨・土産品・ギフトなどに注力。浜松市浜名区染地台に本店を構える一方、百貨店やホテル、サービスエリアなどにアンテナショップを設けて販路を広げた。2014(平成26)年には星野リゾート(長野県軽井沢町)とコラボレーションし、浜松・舘山寺温泉の高級ホテル「界遠州」に遠州綿紬のアイテムを取り入れた「ご当地部屋」をプロデュースした。

 この間、使い込むほど柔らかな風合いになる「はんかち」が大ヒットし、「遠州綿紬扇子(袋付き)」や「スリッパ」なども順調に売れ行きを伸ばした。近年は消費者を対象としたB to Cから企業間取引のB to B中心にシフトし、2025年5月期の売上高は1億2,000万円と設立当時の4倍に成長した。

 今年は新たにホテル・旅館向けの壁紙を商品化。新たな需要の掘り起こしを目指す。大高さんは「地域の伝統産業として、これまで以上に遠州綿紬の魅力を発信していきたい」と話す。

 直営店の営業時間は10時~18時。水曜定休。

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