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浜松・新都田に京料理店 京料理一筋40年の料理人が浜松に移住し出店

「みやこだ亭」店主の近藤誠さん(左)とスタッフ(右)

「みやこだ亭」店主の近藤誠さん(左)とスタッフ(右)

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 京料理店「みやこだ亭」(浜松市北区新都田、TEL 050-8887-2772)がオープンして1カ月がたった。

京野菜や自家製ゴマ豆腐が楽しめる「京風鯛めし膳」

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 店主の近藤誠さんは、京都の料亭で修業し、40年以上に渡り京料理一筋の料理人として経験を重ねた。出身地の愛知県を拠点に、出張料理人として京都や東京など全国へ赴く中で、浜松市の知人に出会ったという。「知人から、気候や利便性、良質な食材に恵まれた町だと話を聞く内に、浜松に魅了された」と近藤さん。浜松への移住を決め、同店のオープンに踏み切った。

 店舗面積は約20坪。席数はテーブル席のみ16席。店内は、京都製の格子や朱色ののれんをアクセントに、明るく入店しやすい雰囲気の和モダンデザインに仕上げた。

 食材は京都や浜松を中心に、全国から旬の食材を直送便で仕入れる。京都の作家にオーダーメードした器を使い、季節感を演出。化学調味料は使わず「体にやさしい料理」の提供を目指す。近藤さんは「京料理というと薄味のイメージがあるが、培った技術で食材のうまみをしっかりと引き出すので、ぜひ味わってほしい」と話す。

 鳴門市から仕入れたタイを使った「鯛めし」をメインにするランチメニュー「京風鯛めし膳」は、予算に応じて3種類を用意。「八坂」(2,750円)は、京野菜や京都から仕入れた生湯葉や生麩を味わえる前菜「京の料理箱」と「湯葉の吸い物」をセットにする。このほか、旬の刺身とデザートに浜松産「天使音(あまね)マスクメロン」を加えた「平安」(3,850円)、季節の一品料理も味わえる「大原」(4,950円)をそろえる。婚約時の両家顔合わせなど、「特別な日」に利用できる「祝いの京懐石」(7,700円~)も用意。刺し身をはじめ、タイやエビなどを使い華やかに盛り付けた料理を提供する。

 ディナーは、土曜・日曜のみ営業する。「京の料理箱」や刺し身が楽しめる「大原」(4,950円)や、料理長おまかせの「京懐石」(7,700円~)などを用意する。

 オープン後は口コミなどで評判が広がり、すでにリピーターも多いという。「京料理や懐石と聞くと固いイメージがあるが、気軽に来店してほしい」と近藤さん。「京都をはじめとする全国の食材はもちろん、浜松の食材の魅力も伝えていきたい」とも。

  営業時間は、ランチ=11時~12時、12時10分~13時10分、13時20分~14時20分の3部制。ディナー(土曜・日曜のみ)=17時~19時。月曜・火曜定休。前日までの完全予約制。

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