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天竜浜名湖鉄道が「被災者ふれあい交流事業」-浜松のタレントが企画

転車台に入る車両

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 天竜浜名湖鉄道(静岡県浜松市天竜区二俣町、TEL 053-925-6125)が8月2日、「東日本大震災被災者ふれあい交流事業」を開催する。

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 企画したのは浜松を中心にタレント、音楽活動などを行うまつちよさん。「ブログ仲間や天浜線のプラレールらんど作りの時も東北地方の人とのつながりがあり、『何かできないか』と考えていた。遠州地方にも被災された方が避難してきていると知り、調べてみると150人以上の人がいることがわかった。知らない土地での不安、田舎の方では子どもたちの遊ぶ場所もないのではと思い、天浜線の名倉社長へ企画を持ち込んだら、快く引き受けてもらい、開催が決まった」とまつちよさん。

 同企画には東日本大震災被災者のみ参加できる。事前に申し込みした人には天浜線の一日フリーチケットを進呈。当日は天竜二俣駅に集合し、転車台を見学。その後、まつちよさんのミニライブやプラレールらんど見学や参加記念缶バッジ製作などが行われる。昼には天浜線特製の駅弁も配布。解散後は天浜線でそれぞれ最寄りの駅まで電車の旅を楽しめる。当日は、まつちよさんがガイドも行う。

 まつちよさんは「大きな鉄道会社ではできない、市民のための鉄道だからこそできる企画。近隣の企業やメディア、商店なども快く協力してくれた。できれば被災者とは呼びたくないし、新しい仲間を迎え入れる気持ちで企画した。一日楽しんで、ちょっとでも悲しい思いを忘れられたら」と話す。

 同鉄道営業部の高橋良和さんは「この地域に来た縁もあると思うので、地元を走る鉄道を少しでも知ってもらいたい。少しでも復興の活力になれば」と話す。

 問い合わせは同鉄道まで。

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