どら焼きの包材に「遠州綿紬」-浜松の老舗和菓子店が2日間限定で

遠州綿紬の上に包材を一新したどら焼き

遠州綿紬の上に包材を一新したどら焼き

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 浜松・坪井に本店を構える老舗和菓子店「田町梅月」(浜松市西区坪井、TEL 053-447-8866)が1月14日・15日、どら焼き用の包材に「遠州綿紬(つむぎ)」の柄を使うこと記念したイベント「どら焼きの日」を開催する。

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 遠州綿紬は、天竜川を水源として江戸時代から浜松を中心に遠州地方で織られてきた綿紬。発色の良さやバラエティーに富んだ柄が特徴の伝統綿織物。浜松の産業振興に寄与する代表商品に与えられる「やらまいかブランド」にも認定されている。今回、遠州綿紬を扱う「ぬくもり工房」(東区半田山)とコラボレーションして綿紬の柄を印刷で表現した包材を作った。

 本店と湖西店で両日、通常157円で販売しているどら焼き3種を110円で販売する。遠州綿紬の湯飲み敷や食卓敷、ポーチなどの雑貨類も店頭に並べる。

 同店ではこれまで、「浜納豆」を使った味噌(みそ)まんや「やら米か」を使ったバームクーヘン「米寿」など、やらまいかブランドとのコラボレーション商品を扱っており、今回は第3弾となる。社長の富田直満さんは「綿紬の素朴で安心できる雰囲気が和菓子にぴったりだと考えていた。その中でも昔からあって親しみのあるどら焼きと特にマッチしていると考え、どら焼きの包材とすることに決めた。印刷も綿紬の素材感を最大限引き出せるように工夫した」と話す。

 今回はどら焼き3種類のの包材が変わる。定番の粒あんが入った「どら焼き」は、あんの色を表現して紫色の綿紬を使う。緑茶を使用した「お茶のどら焼き」は、緑茶あんを表現して緑色にした。粒あん大福をどら焼きの皮で包み込んだ「どら大福」は楽しさを表現して赤色を起用。3種類とも遠州綿紬に多い「縞柄」を使う。

 「実際に店頭で遠州綿紬を見てもらうことで、より遠州綿紬の親しみやすさを感じてもらえれば。いいものがたくさんある浜松だからこそできる地域に密着したコラボレーション企画で、浜松の良さを発信していけたら」と富田さん。「浜松らしさを表現した商品になっているので、そのオリジナリティーも楽しんでもらいたい」とも。

 営業時間は9時~19時。

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