食べる

浜松で冷やし酒まんじゅう-地元の名酒の酒かす使い開発

新商品の「冷やし酒饅頭『空』」

新商品の「冷やし酒饅頭『空』」

  • 0

  •  

 浜松・三ヶ日に本店を構える老舗菓子店「入河屋」(浜松市北区三ヶ日町下尾奈、TEL 053-525-0902)が6月6日、新商品「冷やし酒饅頭(まんじゅう)『空』(くう)」を発売し、好評を博している。

[広告]

 愛知県の酒蔵「関谷醸造」の日本酒「蓬莱泉(ほうらいせん) 純米大吟醸 空」の酒かすを使って作った同商品。「昨年は空の酒かすが手に入らず同酒蔵の別の酒かすで作り販売したが、できれば地元の人ならよく知っている『空』の酒かすを使って作りたかった」と5代目の松嵜善治郎さん。今年は早期に空の酒かすを確保し、商品化にこぎ着けた。

 昔から高級品として作られる上用まんじゅうの皮に酒かすを練り込み、北海道帯広の小豆「紅こがね」を使って作った餡(あん)を中に包み込んでいる。皮は水分量を調整することで、しっとりとした食感を出しており、冷やしても生地が硬くならない工夫を施す。常温でも食べることができるが、冷やすことで風味が増すという。

 「冷酒を飲むイメージで作った商品。購入者からは、『とても上品な味わい』『空の良さがとてもよく出ている』と好評の声をもらっている」と松嵜さん。店頭販売している同様の商品に比べ、3倍~4倍に売れ行きを伸ばしている。

 松嵜さんは「もともと地域のつながりで一緒に新しいものを作る集まりの中で生まれたコラボ商品。今までに無かった新しい提案でお客さまに喜んでほしい」と話す。

 価格は150円。酒かすがなくなり次第販売終了。商品は入河屋全店とオンラインショップで販売する。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース