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浜松・寺島にラーメン店のスタッフが運営するスパイスカレー専門店

スタッフの鷲見天晟さんと杉浦真章さん

スタッフの鷲見天晟さんと杉浦真章さん

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 スパイスカレー専門店「てまり」(浜松市浜北区寺島)が1月29日、オープンした。

キーマカレーとチキンカレーが乗った「てまりキーマプレート」

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 ラーメン店「麺屋AMORE(アモーレ)」のスタッフでもある鷲見天晟(すみてんせい)さんは、昨年4月、同店に入社。スペースの関係でラーメンの調理にはかかわってこなかった。店主の石坂亮祐さんは、若いスタッフの教育を兼ね、できることを模索。店舗をそのまま利用し、定休日のみ別店舗としてオープンすることにした。仕込みや接客を鷲見さんと同店スタッフの杉浦真章さんの2人に任せ、鷲見さんが責任者として見守る形。鷲見さんが「カレーが好きだから」ということと、市内で扱っている店が少ないことからメニューをスパイスカレーに決定。試作を重ねてオープンにこぎ着けた。

 カレー作りは初めてだったという鷲見さんと杉浦さん。市内に数店舗あるスパイスカレーの専門店や東京や大阪で食べ歩き、まずは味を知る所からスタート。同時に本を大量に買い込み、カレー作り。商品として出せるようになるまで、30回以上の試作を重ね、納得のいく味を作り上げたという。

 現在のメニューは、キーマカレーとチキンカレーがセットになった「てまりキーマプレート」(1,000円)のみ。キーマカレーは、真っ黒になるまで炒めた玉ねぎと、香ばしさが引き立つよう、粒のままローストしてミルでひいたスパイスを使用した癖のある仕上がり。ジャスミンライスにターメリックで色づけしたライスの上に、キーマカレーとラーメンで使用する味付け卵を乗せた。チキンカレーは、シナモンやカルダモンといったベーシックなスパイスをバランスよく使用したスープ仕立て。チキンはヨーグルトとスパイスに漬け込み、焼いてからルーに入れることでやわらかく仕上げている。ほかにも、タマネギとコリアンダーの甘酢漬けや、かつお節とコリアンダーであえたゆでキャベツといった、さっぱりとした付け合わせを添えて提供する。

 「客が満足してくれるか不安はあるけれど、笑顔でおいしかったと言われるのがうれしい」と鷲見さん。「毎週来てくれる客がまたおいしくなったねと言ってくれるよう、少しずつ改良していきたい。ぜひ食べて意見を聞かせてほしい」とも。石坂さんは「スパイスカレーをラーメンのようにもっと広めていきたい。感動してもらえたら成功だと思うのでそんな料理を提供していきたい」と話す。

 営業時間は水曜=11時~14時30分、18時~20時。

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