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「浜名湖のり」を使った和菓子新商品、地元老舗店が試作重ね商品化

浜名湖のりを練り込んだ「大福寺納豆のかりんとうみそまん 浜名湖のり」

浜名湖のりを練り込んだ「大福寺納豆のかりんとうみそまん 浜名湖のり」

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 浜松・三ヶ日に本店を構える老舗和菓子店「入河屋」(浜松市北区三ヶ日町、TEL 053-525-0902)が12月6日、浜名湖のりを使った「大福寺納豆のかりんとうみそまん 浜名湖のり」を発売する。

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 同商品は、今年2月の発売以来、16万個を売り上げた人気商品「大福寺納豆のかりんとうみそまん」のバリエーション商品。これまでにもクリームチーズを入れた商品や栗きんとんを入れた商品を発売してきた。今回は第3弾商品となり、冬季限定販売となる。

 開発のきっかけは約1年前。浜名湖のりブランド推進協議会代表幹事の松田和敏さんが、同店専務の松嵜(まつざき)善治郎さんに当時開発中だった「浜名湖のりパウダー」を紹介したことから。「地元の特産品を使った商品開発を常に意識している」という松嵜さん。和菓子にのりは、なかなか使いにくいが、「浜名湖のり」が現存する日本最古のノリの養殖場であることを知り、何とか商品化したいと考え、試作を重ねて今回の商品化にこぎ着けた。

 みそまんの皮に「浜名湖のりパウダー」を練り込み油で揚げた同商品。開発前に同店スタッフに商品のイメージを伝えたところ、「ほとんどのスタッフが和菓子にノリを使うことを疑問視した。実際に作って食べてみたところ、その出来の良さに皆が納得した」と松嵜さんは振り返る。

 今月5日には本店店頭で無料試食イベントを行い、約800人が来店。客からは「意外な組み合わせが面白い」「ノリの香りが良く、おいしい」など好評な反応を得た。

 松田さんは「浜名湖のりの良さがあまり浜松市民に知られていない。これまでにのりパウダーを使用した洋菓子などは開発したことがあったが和菓子は初めて。一番ギャップのある商品だと思う。和菓子にも使えるということがより多くの人に浜名湖のりの認知につながれば」と話す。

 松嵜さんは「自分たちを育ててくれた地元への感謝とともに、地元食材を使った商品を積極的に開発したい」と話す。

 価格は130円。本店の営業時間は8時~19時30分。

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