浜松の老舗和菓子店で大きなかしわ餅-遠州地方の風習を現代に

通常のかしわ餅(右)よりも大きい1尺の大柏餅(左)

通常のかしわ餅(右)よりも大きい1尺の大柏餅(左)

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 浜松・三ヶ日に本店を構える老舗和菓子店「入河屋」(浜松市北区三ヶ日、TEL 053-525-0902)が、端午の節句のお返し用商品「大柏餅(おおかしわもち)」の予約を受け付けている。

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 同商品は遠州地方に古くから伝わる風習で初子の節句の返しとして大きなかしわ餅を贈るもの。大きさは1尺(30センチ)と6寸(18センチ)の2種類で、1尺のかしわ餅は通常の25倍の重さがある。「昔のレシピノートを見ると以前はもっと大きかった様子。時代の流れに合わせてこのサイズにしたがそれでもかなり大きいと思う」と、5代目の松嵜善治郎さんは話す。

 「最近ではこうした風習も徐々に薄れてきているように感じる。意味があって習慣化されてきたものであればその思いと一緒に後世に伝え残していきたい」と松嵜さん。「現代風にアレンジしながら伝承できれば」とも。

 価格は、1尺=3,360円、6寸=1,470円。入河屋全店で予約を受け付けている。

 本店の営業時間は8時~19時30分。

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