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ザザ中央館がリニューアル3周年 100周年迎えた三立製菓とのコラボメニューイベントも

「期間限定のコラボイベントを楽しんでほしい」と話す館長の廣田(右)さんと副館長の青柳さん(左)

「期間限定のコラボイベントを楽しんでほしい」と話す館長の廣田(右)さんと副館長の青柳さん(左)

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 「ザザシティ浜松中央館」(浜松市中区鍛冶町、TEL 053-459-3333)が10月26日、リニューアル3周年を迎えた。

「アップルチャン」が提供するマリトッツォ風に仕上げた「りんごのカニトッツォ」

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 1997(平成9)年に西武百貨店が撤退し、跡地を利用した市の再開発事業として、2001(平成13)年に複合商業施設としてオープンした同館。2011(平成23)年から、ガスや水道などの設備会社「日管」(中区池町)が中心となり管理・運営する。郊外型のショッピングモールが増える中で、中心市街地のにぎわいスポットを目指し、2018(平成30)年に内装を一新し、リニューアル。モノ消費からコト消費に方向性を切り替え、アパレル店が多かったテナントを飲食店中心に変更。全国チェーンの店ではなく、地元の飲食店のみを誘致し、「地元の人に地元の魅力を知ってもらうと同時に、観光客にも喜ばれる、浜松ならではのフードホールを作り上げた」と館長の廣田誠さん。

 昨年12月から、浜松の誇る日本一の生産物や独自の観光資源など地元の魅力を伝えるイベント「地のものチャレンジ企画」を開始。浜松ギョーザや三ケ日みかんなどを順にテーマ設定し、持続的に開催することで地域活性化に貢献する。「継続することで価値が生まれる。街中の情報発信拠点として、今後も地元の魅力を伝えていきたい」と廣田さん。

 現在、3周年の記念イベント「3周年祭 グルメフェス」を開催。今年創業100周年を迎える地元菓子メーカー「三立製菓」(中区)とのコラボメニューの販売をメインに、テナント飲食店の新作メニューなどを一堂に集める。コラボメニューには、いずれも同社の人気商品というカニの形をしたパン「かにぱん」とビスケット「カンパン」、ハート型の菓子「源氏パイ」を使い、飲食店7店が合計11種類を提供する。

 クラフトビールとワインの専門店「百 MOMO(モモ)」は、「カンパン」をクルトンとして使い、ザクザクした食感をアクセントにして楽しむ「カンパンクルトンのザクザクシーザーサラダ」(935円)を提供。オムライス専門店「Suma Spoon(スマスプーン)」の「源氏パイとチョコ&バニラのミニサンデー」(462円)は、アイスクリームの上に、「源氏パイ」とキャラメリゼしたアーモンドをトッピング。このほか、アップルパイ専門店「アップルチャン」のホイップクリームを「かにぱん」で挟みマリトッツォ風に仕上げた「りんごのカニトッツォ」(380円)などを用意する。

 館内飲食店での購入者を対象にしたスタンプラリーも開催。スタンプを集めると、同社の菓子や同館の商品券などを提供し、全て集めると先着12人限定で「三立製菓お楽しみ福袋」をプレゼントする。

 新型コロナウイルスの対策としてスタッフはマスク着用、手指消毒を徹底。館内各所に手指用の消毒を用意する。

 現在、順調に来場者が増えており、イベント開始早々にスタンプラリーを達成した人もいるという。三立製菓のマスコットキャラクターとしてPR活動する「かにぱんお姉さん」は、「当社のお菓子が、ザザ中央館の飲食店とコラボできてとてもうれしい。お菓子としてそのまま楽しむだけでなく、料理やスイーツに生まれ変わったコラボメニューを多くの方に楽しんでもらいたい」と期待を寄せる。

 「3周年の節目に、地元の老舗企業に協力してもらうことができ感謝している」と廣田さん。「『うちがやらなきゃ誰がやる』という強い思いを持ち、周辺店舗を含めた街中全体を巻き込み、浜松を盛り上げていきたい」とも。

 営業時間は10時~22時(金曜・土曜は23時まで)。イベントは11月23日まで。

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