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浜松・富塚の園芸品店跡にカフェ-日本茶交え「お茶飲みの間」目指す

温室の中の豊富な草花の中にあるカフェ

温室の中の豊富な草花の中にあるカフェ

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 浜松・富塚に4月19日、カフェ「モコカフェ」(浜松市中区富塚、TEL 053-471-1948)がオープンした。

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 元ガーデニングショップだった物件を改装した同店。35年ほど営業していた「フラワーセンター若草」の店主が昨年7月に亡くなり、娘の石川久仁子さんら姉妹が今後の経営に迷っていた。この他でカフェを開きたいと思っていた三嶽知子さんと、静岡茶を中心に取り扱う宅配専門の茶葉店「茶ッ葉屋」(領家)店主で、実店舗を出したいと考えていた薗田基一さんと、石川さん姉妹が出会い考えが一致。「みんなが笑顔になれる地域のお茶飲みの間をつくろう」と意気投合し、今回のオープンにこぎ着けた。

 三嶽さんは「ずっとカフェを開きたいと思っていて、石川さんに場所提供してもらい、薗田さんの協力を得て実現することができた。みながのんびりとでき、笑顔になれる場所が作りたかった。ゆっくりしたい人に来ていただければ」と話す。

 店舗面積は約20坪、席数は10席。ガーデニングショップのころから使われていた温室をそのまま利用し、ウッドデッキとテラス席を設けた。店名は三嶽さんの飼い猫の「モコ」から。フラワーセンター若草も「Flower & Community 若草」と名前を変え営業する。

 石川さんは「花屋だったころのように気軽に寄ってもらいたい。当面、植物の販売は休む予定だが、要望の多い『おじさんの培養土』だけは復活させたい。ガーデン雑貨も販売していきたい」と意気込む。

 カフェメニューは「モコブレンド」(450円)、「カフェオレ」(500円)などに加え、日本茶を使った「お茶エスプレッソ」(500円)なども。同メニューは煎茶を50度の低い湯でゆっくり出すことで、お茶の苦味を消し濃厚な味を出すという。このほか、「パウンドケーキ」(150円)、「ロールパンサンド&ヨーグルト」(680円)などのフードメニューも用意。毎日10食限定の日替わりランチも提供する。

 薗田さんは「店内には約100種類以上の茶葉を用意している。宅配をしていたが客から『店で売ってないの?』と聞かれることがあった。こういった形で応えられればうれしい。店内ではお茶の試飲もできるので、いろいろなお茶を試してもらいたい」と話す。

 営業時間は10時30分~18時。水曜・第3火曜定休。

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