遠州鉄道が地元の企業・団体と連携して取り組んでいる「オリジナルクラフトビールを造るプロジェクト」の醸造体験会が9月25日、「オクタゴンブリューイング」(浜松市田町)で開催された。
同プロジェクトは遠鉄グループを中心にスズキや静岡銀行、須山建設、浜松磐田信用金庫など浜松市とその周辺の15の企業・団体で組織する「チームVORTE(ボルテ)」の取り組み。浜松ならではのオリジナルクラフトビールを造り、共に味わうことで地域を盛り上げようと、今春からそれぞれの場所でビールの原料・ホップを栽培してきた。8月から9月にかけてリーフホップ約3.6キロを収穫した。
醸造体験会では「チームVORTE」のメンバーが袋に入れた約2.6キロ分のリーフホップを麦汁が入った300リットルの煮沸釜に投入し、99~100度で30分弱煮込んだ。煮込むとビール特有の香りと苦みが出るという。メンバーは代わる代わる長い木の棒を使い、袋を麦汁の中にしっかりと漬け込んでいだ。
「オクタゴンブリューイング」の醸造担当者・千葉恭広さんは「これだけまとまった量のホップを収穫できたのは大成功。皆さんが愛情を込めて育ててくれたおかげ」と話すと、遠州鉄道地域共創推進室長の太田貴久さんは「こんなに集まるとは思わなかった。とにかくうれしい」と笑顔を見せた。ホップを釜に投入した同推進室課長代理の渡邊竜太さんは「(2.6キロのホップは)実際より重く感じた。みんなで取り組んできた(成果の)重みだと思う」と話す。
今後は発酵タンクで1カ月から1カ月半ほど熟成させ、11月ごろにはクラフトビールが出来上がる予定という。来年1月にオープン予定の遠鉄のモデルオフィス「VORTE」での試飲会を予定している。