浜松のスーパー銭湯が10周年-女性目線を大切に集客も安定

屋外空間を満喫できる野天風呂

屋外空間を満喫できる野天風呂

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 浜松・高林のスーパー銭湯「湯風景 しおり」(浜松市中区高林、TEL 053-478-2626)が1月27日、創業10周年を迎えた。

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 オーナーが所有していた雑木地を有効利用し、2005年1月にオープンした同店。自然に囲まれた高台に位置し、大通りから1本入った静かな土地だったことなどから銭湯を開設したという。

 100坪以上の屋外空間を満喫できる自慢の露天風呂を男女の大浴場に備える。これまで10年間、客に満足してもらえるよう、施設を改装してさまざまな風呂を考案してきた。2008年にはシュワシュワとした泡で血行促進効果を促す「高濃度炭酸泉」、2009年には女性にも喜んでもらえるよう保湿効果が高い「ナノ水」を導入した。支配人の志田泰介さんは「女性の方が男性よりお湯に対して敏感のため、女性目線を大切にしてきた」と話す。新茶の季節は茶葉を使った風呂を用意するなど、期間限定のお湯も取り入れながら常連客に喜んでもらえる工夫をしてきた。

 機械トラブルが発生し、お湯の温度が上がらなかったり、野天風呂の周りに植えられた木が強風で倒れ中に入ってしまったりと、10年間の営業中にはさまざまなアクシデントに見舞われることもあったという。「風呂に入ることを楽しみにしてくれている客のためにも、早く復旧することを意識して運営してきた」と志田さん。

 現在はリピーターが付き、最近は集客も安定してきているという。節目の年を迎え、さらに良い空間を提供する努力をしていく。2月上旬からリニューアル工事を開始。4月から全館休館とし、酸素カプセルを導入するほか、塩サウナを設置し設備を拡充。リニューアルオープンは7月下旬ごろを予定する。

 2月1日までは、期間限定でリラクセーション施設の料金を安くしたり、数量限定メニューの海鮮丼(650円)を提供したりとさまざまな特典を用意。1月31日、2月1日の両日には講師を招きアクセサリー作りのワークショップも開く。

 「多くの支えがあり10年間やって来られた」と志田さん。「リニューアルの休館でご迷惑をかけるが、さらに良い施設を提供をしていくのでぜひ足を運んでいただきたい」と呼び掛ける。

 営業時間は10時~翌1時(土曜・日曜・祝日は8時から)。料金は13歳以上=700円、3~12歳=300円、0~2歳=100円。

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