浜松のカフェに富士山の天然氷を使ったかき氷 地物フルーツ使ったシロップも

富士山の天然氷を使ったこだわりのかき氷

富士山の天然氷を使ったこだわりのかき氷

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 浜松・初生のカフェ「Cafe Restaurant & Sweets CLOCHE(クロッシュ)」(浜松市北区初生、TEL 053-523-7035)で現在、素材にこだわったかき氷を提供している。

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 昨年からかき氷を提供し始めた同店。浜松の素材を使ったシロップを作り提供したが、もっと特徴を出したい考えたオーナシェフの鈴木浩記さん。氷にもこだわるかき氷を考案し、富士山の天然氷を取り寄せ、シロップも味付けを変え提供することにした。

 使うのは富士山の湧き水を凍らせて作った天然氷。通常の氷よりも固いため、細かく、長い粒に削ることができるのが特長。不純物が少ないため溶けにくく、通常よりも長くしっかりとした氷の食感を楽しむことができるという。同店では常に氷を削りやすい状態にしておくため、専用の冷蔵庫を用意。温度調節をしながら保管している。

 シロップは鈴木さんの手作り。味はイチゴ、レモン、ミカン、柿、イチジク、梅、抹茶の7種類。昨年は果物からエキスを搾り取った液体のシロップだったが、今年は果肉なども入れ素材の味を存分に出せるよう工夫した。

 抹茶味以外は浜松で収穫された果物を使う。イチゴはイチゴ農家「ブラウンクルー」(東区豊町)で採れたもので、完熟した果肉をぜいたくに使っている。都田産レモンのシロップと生産が難しいといわれる南香みかんを使ったシロップには、刻んだ皮が入っている。「若干のほろ苦さがあり、これがアクセントになっていておいしい」と鈴木さん。「何かに使えるのでは」と3年間漬け込んでいたという舘山寺産の梅を使ったシロップはやさしい甘さが特長。三方原産のイチジクを使ったシロップは、隠し味に赤ワインを入れた大人の味わい。「野沢園」(北区細江)で採れた次郎柿を使ったシロップはとろっとした濃厚な甘みが味わえる。

 シロップと共にかける練乳も手作りする。通常砂糖は上白糖を使うが、同店では氷砂糖を使っている。これによりシロップの味を邪魔しないさっぱりした味わいになるという。

 「試行錯誤しながら作り上げたので自信はある」と鈴木さん。「なかなか味わうことができない富士山の天然氷と浜松産の果物を使用したかき氷をぜひ食べに来ていただきたい」とも。

 営業時間は11時30分~21時(火曜は15時まで)。水曜定休。かき氷は9月末まで販売予定。

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