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浜松でiPhone防水シール 2万件の修理経験から考案

スマホ防水シールを紹介する社長の竹内さん

スマホ防水シールを紹介する社長の竹内さん

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 携帯電話アクセサリーの製造販売を行う「宮古商事」(浜松市中区砂山町、TEL 053-482-8874)が12月、iPhone専用防水シール「スマホ防水シール」を発売した。

シール貼りを実演する社長の竹内さん

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 昨年10月まで約5年間、iPhoneの修理事業を行っていた同社。5年間で行った約2万件の修理経験の中で、水没による故障の場合にデータが消え、製品交換になってしまうことが多いことを知り、水没による故障を無くせないかと防水シールで生活防水を実現する方法を検討。適した素材と加工業者が見つかったため、iPhone防水シールの販売にこぎ着けたという。

 企画から製品化まで1年を要した同商品。「iPhoneの修理を数多くこなしている中で、防水シールで保護する箇所の選定は早い段階でわかっていた」と社長の竹内一勝(かずまさ)さん。より使いやすくするために、シールの質感や貼り付けやすく?がしやすい接着剤、取り付けやすい構造、ボタンを押しやすい素材の柔軟性など、多くの問題解決をしたという。

 防水レベルは「生活防水」。素材には塩化ビニールを使用し、日本工業規格で規定された防水等級「3」のIPX3を取得している。同等級は、トイレに落としたり、急に雨が降ってぬれてしまったりするなど、生活で起こりうる状況に対応した防水という。「水圧が低い状況であれば30秒~1分程度は水没に耐えうる」と竹内さん。

 販売する商品は、「iPhone5用」(税別980円)、「iPhone6用」(同1,080円)、「iPhone6Plus用」(1,180円)の3種類。取り付け方は、商品に同梱(どうこん)している説明書、もしくはホームページに掲載している動画から確認できる。シールは、ボタンや隙間の多い側面を覆う防水シールとなっていて、マイク箇所には音を通し水を通さないシートになっている。

 「全世界のiPhoneユーザーに使ってもらえたら」と竹内さん。「iPhone以外の製品にも対応していけたら」とも。

 「Amazon」「AppBank Store」で販売している。

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