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浜松でカフェと家具店の複合店 倉庫改装しオーナーの夢かなえる

店舗外観

店舗外観

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 浜松・上新屋に2月4日、カフェと家具店の複合店「HARUICHI STYLE(ハルイチスタイル)」(浜松市東区上新屋町)がオープンした。

天井に釣るハンギングチェアーを紹介する家具店社長の鈴木さん

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 同店は、フランチャイズの喫茶店「元町珈琲(コーヒー)」を運営する今枝染工と、家具店「marusu living products(マルス リビング プロダクツ)」(TEL 053-443-8731)がコラボした形の複合店。今枝染工専務の今枝達哉さんは、喫茶店の横にある倉庫を有効利用したいという思いと、フランチャイズではない自社運営の飲食店を展開したいという思いを持っていた。今枝さんの同級生である、家具店社長の鈴木卓也さんは、以前より衣食住の「衣」「食」をコラボし、トータルでの生活スタイルの提案をしたいと思いがあった。2人の思いが同じ方向性であったことから、カフェと家具店が一つとなった複合店として、オープンにこぎ着けた。

 店舗面積は約180坪。カフェエリアが約40坪と家具エリアが約125坪、トイレなどの共有スペースが15坪。倉庫を改装したため、天井が高く開放的な店内は、カフェエリアが「和モダン」をテーマに、木の風合いを生かした空間。家具エリアは、白を基調とした壁面や淡いグレーに塗られた床面がスタイリッシュでモダンな空間を演出する。

 初めての自社飲食店として立ち上げた「HARUICHI CAFE(ハルイチカフェ)」は、地元の素材にこだわる。提供するメニューは、砂糖を使わず甘みの無いプリンをみそを使った甘いソースで食べる「HARUICHI謹製みそプリンセット」(700円)や、市内の老舗もち店「つちや餅店」のもちに加藤醤油の「心」という濃口しょうゆを使った甘タレをかけた「みたらし団子セット」(650円)など5種類ををそろえる。甘味メニューはすべてにお茶が付いており、「深蒸し煎茶」「香煎茶」「かぶせ煎茶」「抹茶入り玄米茶」の4種類から選ぶことができる。2月10日からは、地元素材にこだわった食事メニューも提供する予定。

 今回の新店オープンに伴い、家具店は和田町から同所に移転。販売面積が約1.3倍に拡大したことで、今まで扱っていなかったインテリア時計やアートフレーム、地元木材を使ったペレットを燃料としたペレットストーブを新たに扱うようになった。特に、ペレットストーブは市内の家具店では唯一の取り扱いという。移転前に比べ約100点程度商品を増やした。増えた商品は「お客さまのニーズに合わせたものや、天井に吊るハンギングチェアーなどの面白い商品」と鈴木さん。

 「建物も一新したので、サービスもより高いものに変えていきたい。お客さまの生活提案をしていけるように勉強して頑張りたい」と鈴木さん。「地域の価値向上に少しでも貢献したい。」と今枝さん。「地元の食材にこだわったおいしい料理を楽しんでほしい」とも。

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