浜松で「七夕ゆかた祭り」-浴衣客に特典、全国一のシェアをアピール

七夕の飾り付けを審査する審査員たち

七夕の飾り付けを審査する審査員たち

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 浜松の中心市街地で7月23日から現在、「2010夏フェスin machi」が開催されている。

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 これまで夏の期間、各商店街やイベント団体がさまざまなイベントをバラバラに実施していたが、「コンセプトを統一し集客力を強化しよう」と今年4月に発足した「浜松まちなかにぎわい協議会」が提案して、今回のイベントが実現した。

 全体のキャッチコピーは「ゆかたでまちなかへ出かけよう!」。浜松は全国の浴衣の取扱高が47.1%のシェアを占める日本一の浴衣の生産地ながら、あまり知られていない。浜松七夕ゆかた祭り実行委員会事務局の杢屋(もくや)英夫さんは「その浴衣とイベントを関連付けることで、浴衣文化を浸透させると同時に、街中にいつもと違う情景を演出したい」と話す。

 期間中、浴衣を着て街中に出かけると、「生ビール1杯無料」「デザートサービス」「お会計10%オフ」など、114店舗でさまざまなサービスを受けることができる。

 8月6日~8日は、メーン企画「浜松七夕ゆかた祭り」が開催される。同祭りは58回を迎える夏の風物詩イベント。期間中、中心市街地の各店の前に、それぞれの商店が用意した七夕竹飾りが飾られる。店前には、直径17センチ、深さ約1メートルの穴があり、普段は鋳物のふたがされているが、同イベント時はふたが空けられ竹飾りが飾り付けられ、その美しさや独自性が審査される。静岡文化芸術大学の河原林桂一郎副学長を委員長に、地元FM局のパーソナリティーなど8人が審査に当たる。

 同祭りでは、今年から空き店舗を活用し、大学や専門学校の生徒の作品を飾ったコラボショップを展開するほか、「ワールドゆかたおしゃれコンテスト」、「第1回まちなか金魚すくい大会」など、数多くのイベントを予定する。杢屋さんは「多くの来場客に参加してもらうことで、街中の良さをもっとアピールしたい。浴衣を着てショッピングセンターには行かないが、浴衣で街中に行くことはあると思う。浴衣で街中に来てもらうことで、日本古来の商店街や浴衣という夏の雰囲気を感じてもらいたい」と話す。

 イベントは8月29日まで。期間中、15万人の動員を見込む。

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