浜松・浜北に讃岐うどん専門店-香川のうどん店500店以上回り味探る

香川県讃岐平野に点在する「ベーハ小屋」をモチーフにした店舗外観

香川県讃岐平野に点在する「ベーハ小屋」をモチーフにした店舗外観

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 浜松・浜北に8月30日、讃岐うどん専門店「さぬきうどん 野の香」(浜松市浜北区平口)がオープンした。

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 オーナーの小楠智彦さんはもともと福祉関係の仕事をしていたが、讃岐うどん好きが高じて出店を決意した。オープン前には、本場の香川県の讃岐うどんの学校で勉強し、さらに500店以上の讃岐うどん店を回って味を探した。「香川県内には800~900店の讃うどん店があると言われている。店ごとに味も麺も違うので、讃岐うどんと言っても一概には言えない。自分が回ったところで、良いと思ったものをまとめたうどんを提供している」と小楠さん。

 店舗面積は21坪で、席数は26席。建物にもこだわり讃岐平野に点在する「ベーハ小屋」をモチーフにした。ベーハ小屋とは葉煙草を乾燥させるための小屋で、昭和30年代くらいに全国で作られたもの。讃岐平野には現在も300軒ほどが現存するという。「建物も讃岐らしいものにしたかった。梁(はり)や建具などの古材は香川で探しもってきたもの。内装の壁のしっくいや塗装は自分で行った」。

 メーンメニューは天ぷらとうどんのセット(880円)で「とり天」「ちく玉天」「えび天」の3種類を用意。それぞれ季節の野菜の天ぷらも付く。麺に使われる粉は30種類以上の粉の中から小楠さんが厳選したものを使用。ちく玉天に使われるちくわは香川県観音寺市から取り寄せている。

 「オープンして1カ月がたつが、週末には毎日満席になるほどのお客が来てくれる。とにかくゆでたてのおいしいうどんを出し続けていきたい。今後は新しいメニューも提案していきたい」とも。

 営業時間は11時~14時30分(土曜・日曜のみ17時~20時も営業)。水曜定休。

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