演劇のけいこと公演が行えるレンタルスペース、浜松・神田町にオープン

けいこ用の小道具が置かれたけいこ場スペース

けいこ用の小道具が置かれたけいこ場スペース

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 浜松・神田町に9月11日、小演劇などのけいこと公演スペースをレンタルする「スペースCOA」(浜松市中区神田町、TEL 053-411-6135)が移転オープンした。

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 オーナーの松尾交子さんは天竜区出身の演劇人。高校生のときに小演劇の舞台を見て演劇の世界を志した。静岡県舞台芸術センター勤務後に独立。2002年に同区領家に、最初のけいこ場兼公演拠点として「スペースCOA」をオープンし、8年間にわたって活動した。昨年8月、500人が参加する演劇「三方原合戦!!!」の演出を担当して、けいこ場の狭さを感じ、今回の移転を決めた。

 同スペースの面積は約50坪で、けいこと公演の両方が同時にできる広さを確保。観客約40人が座れるひな壇も備えた。スペース名称の「COA」は「コミュニケーション・オブ・アーティスト」の略で、「芸術家たちが集まる場」という意味を表すという。

 松尾さんは「高校生の時に東京の小演劇を見て、いい大人が一生懸命に演劇をしている姿にカルチャーショックを受けた。田舎の娘だったわたしの人生を変えたのが演劇。わたしのように文化的な衝撃に飢えている人は多い。当スペースで文化を発信したり、演劇を楽しんだりしてほしい」と話す。

 11日・12日のこけら落としでは、浜松北高校と浜松江ノ島高校の生徒を中心に「高校演劇プロジェクト-明日、春は来る」を上演し、3回の公演で約300人の観客を集めた。「このスペースを演劇だけでなく、音楽、落語、朗読などの表現の場としても使ってほしい」と松尾さん。

 使用料金は、リハーサル・練習=1日1万円、本番=1日2万円、照明一式・音響一式=各1日5,000円。

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