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天浜線にアコースティックベンチ-自然の心地よい音を感じられる形状に

大きな形状の背もたれを持つアコースティックベンチ

大きな形状の背もたれを持つアコースティックベンチ

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浜松・宮口の天竜浜名湖鉄道「宮口駅」(浜松市浜北区宮口)のホームに9月24日、木製の「アコースティックベンチ」が設置された。

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 同ベンチは地域活性化を目指して地方鉄道の無人駅に木のデザインベンチを設置する「ツリー・バイ・アート企画」の第1弾として企画されたもの。3月3日に同鉄道の「二俣本町駅」(天竜区二俣町)に設置された「天使のいす」に続き2カ所目となる。

 サイズは、高さ=180センチ、幅=180センチ、奥行き=100センチ。静岡文化芸術大学の山本浩希さんがデザインを手掛けヒロ建築工房(浜北区宮口)の森島正裕さんらによって製作された。

 形状はパラボナアンテナの仕組みを応用した形で、放物線で描かれた背面に当たった音が座った人の耳に届くようデザインされている。山本さんは「天浜線の調査に行き、それぞれの駅で静けさを感じた。木の葉を風がなでる音、小鳥と虫の鳴き声など、心地よい地域の音を感じ取れるデザインを提案した。形状も物珍しさを感じられ、思わずなでたくなるような、背を預けてみたくなるような形状。金属やプラスチックにはない天竜杉のぬくもりと素材感を感じることができる」と話す。

 10月末には同線寸座駅に、同大学の増田航平さんのデザインした「たまるベンチ」も設置を予定する。

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