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浜松のカフェで「鉄の雑貨展」-鉄を使った手細工作品50点

作品のバイオリンを弾くロボットと並ぶ市川さん

作品のバイオリンを弾くロボットと並ぶ市川さん

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 浜松・上島のカフェ店「Scene(シーン)」(浜松市中区上島)で現在、「鉄の雑貨展」が開催されている。主催は鉄の手細工品の製作・販売を手掛ける「鉄匠館」(西区志都呂、TEL 053-447-5278)。

アメリカンのオートバイなどをモチーフにした作品

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 展示数は約50点。展示は専用スペースを設けるほか、横や壁にも作品を飾る。鉄細工職人の市川務さんは「イベントとかではなく、お茶を飲みながらゆっくりと見て楽しんでもらいたいと思い企画した。知り合いに紹介してもらい、地元でも人気のカフェで開くことができた」と話す。

 市川さんは3年ほど前、おいが経営する工業所の廃材を再利用できないかと考え、鉄細工を始めた。今までに作った作品は500点ほど。一番大きいもので約5メートルのシンデレラ姫を作り、ライトアップして使われたという。昨年は「第1回ハママツライトオブジェコンテスト」にも出展し、大賞を受賞した。

 今回、展示・販売する作品は全て手作りで、バラや魚、オートバイ、観覧車などをかたどった作品から12星座をモチーフとした置物や小物掛けまで多彩。「鉄をたたく、延ばす、曲げる、あぶるなどして、一つひとつ表現を変えて製作している。鉄はきれいに仕上げるだけでなく、さびをつけたり、鉄の色を微妙に変えたりできるのが特徴。そうした鉄の表情は奥深くて面白いので着目してほしい」と市川さん。

 店内奥には浜松市の依頼で作ったオートバイや楽器などの産業を詰め込んでモチーフとした作品を展示する。「バイオリンを弾くロボット」は製作に3週間かかったという。

 「今回の展示は、鉄の手細工品を多くの人に見て楽しんでもらえるきっかけになれば」と市川さん。「今後は海外の民族工芸などにも触れ、今までにない形の作品などにも挑戦したい。『こんな作品が欲しい』という声を頂ければ対応していきたい」とも。

 展示時間は11時~20時。火曜・水曜定休。1月30日まで。

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