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浜松のうなぎテークアウト店に地元産品販売コーナー、稚魚不漁で決断

店内に設けられた専門品コーナー

店内に設けられた専門品コーナー

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 浜松・平口のうなぎテークアウト専門店「うなぎの井口」(浜松市浜北区平口、TEL 053-586-6863)が4月27日、「専門品」をキーワードにした新しい地元産品の販売を開始した。

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 同店入口横の4坪ほどのスペースを専門品売り場としてリニューアルした。地元の小売店が販売する「浜松餃子」(680円)、愛知県豊根村で自家栽培した野菜にメーカーが自社製造の麹(こうじ)を使い無添加で仕上げた漬物「金山寺」(380円)など三遠南信地域の製品50品目程度を並べる。「もともと150品以上の商品からスタッフと一緒に試食し、『これなら』と思ったものに絞った」と店主の井口恵丞さん。

 同店は創業以来24年間うなぎの販売専門店として営業してきたが、3年連続でウナギの稚魚の不漁で値段が高騰。利用客も減少している中、何とか新しい方向性を模索したいという思いから、うなぎ以外の商品販売に踏み切った。

 「地域の特産品であるうなぎの専門店としてこれまで営業してきたことを考えると、いろいろな葛藤があった」と井口さん。「伝統を重んじることも大切だが、地域密着型のロードサイド店ということを考えると、利用客に商品の幅を広げて提供することは今後の新しい専門店の形として必要だと考えた。地域の利用客にとって身近な店であるとともに、少しでも喜んでもらえれば」とも。

 営業時間は9時30分~18時30分。火曜定休。

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