木下恵介記念館、新天地で再スタート-シナリオ執筆の書斎も再現

再開した木下恵介記念館のエントランス

再開した木下恵介記念館のエントランス

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 浜松市指定有形文化財の「旧浜松銀行協会」(浜松市中区栄町)内に昨年12月5日、木下恵介記念館(TEL 053-457-3450)が移転リニューアルオープンした。

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 同館はJR浜松駅前の多目的ビル「フォルテ」内に開設されていたが、昨年9月のビル閉館に伴い休館した。木下恵介は浜松市出身で戦後日本を代表する映画監督の一人。「二十四の瞳」「父よ母よ!」などの作品で知られる。

 展示室数は2室。第1展示室では木下監督の仕事場を再現。監督がシナリオ執筆をした当時の書斎を設置する。第2展示室では監督が生涯に製作した映画作品49本を紹介。木下監督の肖像写真の横には「私はこれまでつつましく生きる庶民の情感を、映像を通して描いてきた」と監督の言葉が添えられている。

 同記念館をプロデュースした浜松市文化振興財団の齊藤卓さんは「展示している(言葉の)パネルは、すべて木下恵介監督の生の声をもとに構成した」と話す。

 開館時間は9時~17時。月曜、休日の翌日、年末年始は休館。観覧料は100円。

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