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浜松の手作りハナショウブ園で6000株の花が咲き誇る

個人が作った「手作り花ショウブ園」

個人が作った「手作り花ショウブ園」

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 浜松・曳馬の個人が作ったハナショウブの庭園「手作り花ショウブ園」が見頃を迎えている。

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 6月に花を咲かせる園芸種の植物「ハナショウブ」を約25年前から公開している同園。建具店を営む竹平進さんは家の裏手にある休耕田を有効利用できないかと考え、水を張った田んぼでも育てることができるハナショウブを植えることを思いついた。農家から土地を借り、隣で酒店を経営する加藤靖夫さんに声を掛け共同で管理を始めることになった。

 同園の面積は約200坪。白い花を咲かす「武蔵川」や紫色の花で彩る「朝日の里」など約50種類6000株ほどのハナショウブが植えられている。種類により背の高さや色もさまざまなため、見栄えが良くなるよう列を同種でそろえたりするなど工夫を施す。花は3日間ほどの寿命しかなく、枯れてはまた新たな蕾(つぼみ)を作り開花。「毎朝枯れた花を取り除く作業をしてより美しい状態で見てもらえるようにしている」と竹平さん。

 日照りで枯れてしまったりするなど管理の苦労は絶えないという。ショウブは約3年で観賞時期が終わるため、その都度植え替える。「手で一本一本植えていくため、時間と手間のかかる大変な作業」とも。

 「お金もうけのためではなく、きれいなショウブを多くの人に見てもらうためにやっている」と竹平さん。「民家の一角にある手作りのハナショウブ園を、ぜひ観賞しに来てほしい」とも。

 入園無料。6月中旬ごろまで。

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