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浜松で戦国時代のジオラマ作品展-迫力のある戦のシーンを再現

会場の様子

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 浜松・鍛冶町の「浜松ジオラマファクトリー」(浜松市中区鍛冶町、TEL 053-489-3725)で現在、ジオラマ作品展「蘇(よみがえ)る、戦国情景展」が開かれている。

「三方ヶ原の戦い」をテーマにした作品

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 定期的にジオラマフィギュアなどの展示イベントを行う同所。来年1月から浜松市美術館で始まる「徳川家康公顕彰四百年記念事業」に関する展示「山田卓司さんが再現!~三方ヶ原の戦いジオラマ」に先駆け、別の視点から家康に関連した展示イベントを開催したいとの思いから企画した。

 テーマは「徳川家康の敵軍視点」。今回展示する作品は、家康が関わる戦のジオラマがメーンだが、武田軍や真田軍など家康の敵軍の視点の視点から作られている。

 展示するジオラマは15点。サイズは最も大きいもので横幅=約50センチメートル、奥行き=約30センチメートルのキャンバスに作り上げている。2013年(平成24年)の浜松ジオラマグランプリのグランプリ受賞者である森本譲司さんと白津修一さんの2人からなる「チーム戦国野郎」が製作を担当。すべてのパーツを手作りし、それぞれの作品に作家本人が描いた情景の説明文を付ける。「三方ヶ原の戦い」をテーマにした作品では、武田軍が魚のうろこのように密集し重なった「魚鱗(ぎょりん)の陣」の陣形で19体の兵士が長柄槍(ながえやり)を構え徳川軍を迎え撃つシーンを再現。「大阪夏の陣」をテーマにした作品では、真田幸村が自ら白馬に乗り、騎兵5体で徳川家康の本陣に突撃したのシーンを再現するなど、迫力あるジオラマを展示する。

 「鎧(よろい)や兜(かぶと)、馬具など、細部まで作りこまれた戦国情景ジオラマを見て歴史に思いをはせてほしい」と内山さん。「来年1月に始まる山田卓司さんのジオラマと比べて見るとより楽しめる」とも。

 開館時間は10時~19時。月曜~木曜休館。入場料は、大人=500円、中高校生=200円、小学生以下無料。来年2月16日まで。

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