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浜松・古人見町のカフェがリニューアル GS廃止、沖縄スタイル追求

店主の古橋秋仁さん(右から二番目)とスタッフ

店主の古橋秋仁さん(右から二番目)とスタッフ

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 カフェ「沖縄cafe果報」(浜松市西区古人見町、TEL 053-485-1830)が3月30日、リニューアルオープンした。

沖縄産紅芋を使ったかき氷「紅いもぜんざい」

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 時代の流れで、フルサービスのガソリンスタンドからセルフサービスが主流になり、集客のために2011年からガソリンスタンドに併設する形でカフェを経営してきた店主の古橋秋仁さん。かき氷をメインに提供する沖縄スタイルのカフェで、約5年前からSNSで口コミが広がり、3時間待ちの日も出るほど人気が出た。カフェ事業が好調の一方、ガソリンスタンドの事業は伸び悩んでいた同店。昨年、ガソリンスタンドの機器を入れ替えるタイミングで、カフェ事業に専念することを決意。約4カ月間の改装工事を経て、リニューアルオープンにこぎ着けた。

 店舗面積は約12坪。今までのスタンド併設のカフェとして使っていた空間の横に、新たに約5坪を増築。テーブル48席、テラス12席の計60席で、屋根には沖縄の赤瓦を使い、室内のしっくいの壁やミンサー柄のタイルなど、沖縄の古民家を再現した。敷地内を半周囲むコンクリートの壁には沖縄の「美ら海水族館」のジンベイザメや、ニライカナイ橋、世界遺産のセーファウタキ、首里城の守礼門など沖縄の印象深い場所や風景をカラフルに描く。ストーリー仕立てに描いた部分や、サーフィンをしているように写真撮影が可能なフォトスポットも用意した。

 メニューは、自家製氷の定番かき氷12種類。紅ほっぺをコンポートして氷と絡みやすくした「コトコト煮込んだ紅ほっぺ」(800円)や、2種類のマンゴーソースとアップルマンゴーの果肉をトッピングした「マンゴー」(700円)、沖縄産紅芋を使った「紅いもぜんざい」(900円)などを用意。「三ヶ日みかん」(800円)や「白柳ネーブル」、「生いちご」(以上900円)など旬の食材を使った期間限定メニューもそろえる。期間限定メニューは年間約40種類を予定。ほかにも沖縄の八重山そばを使った「軟骨ソーキそば」(中=750円)や、新メニューの「カフータコライス」(800円)なども提供する。夏はかき氷とソーキそばを提供し、冬は沖縄カレーやおでん、カキやノリなどの浜名湖の食材と沖縄の食材を使った創作料理を考案中だという。

 「今まで以上にかき氷のレパートリーを増やして浜名湖周辺地域を盛り上げていきたい。いろいろなお店とのコラボもできたら」と古橋さん。「今まで客を長時間待たせてしまうことが多かったが、待ち時間がなくなるように、席数も増やしオペレーションも考えたので、ぜひまた利用してもらいたい」とも。

 営業時間は10時~18時。火曜定休。

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