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浜松で「家康グッズ」販売続々 大河ドラマ放送開始受け

限定ラベルのクラフトビール「はままつビール」

限定ラベルのクラフトビール「はままつビール」

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 大河ドラマ「どうする家康」の放送開始に合わせて現在、浜松市内で徳川家康関連グッズが販売されている。

三ヶ日牛と甲州ワインビーフのカルビ焼き肉を入れた「どうした家康 三方ヶ原の戦弁当」

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 浜松倉庫グループの「浜松アクトビール・コーポレーション」(中区)は1月20日、限定ラベルのクラフトビール「はままつビール」(1本330ミリリットル=660円)の販売を始めた。フルーティーな味わいの「ヴァイツェン」、独特の風味と香りを持つ黒ビール「シュヴァルツ」など、自社工場で醸造した5種類を用意する。ラベルデザインは、浜松出身のデザイナー内田喜基さんが手がけ、浜松城やドラマロゴなどをあしらった。

 同社運営のレストラン「マイン・シュロス」支配人の宮津義之さんは「地元商品の力で浜松を盛り上げていきたい」と話す。マイン・シュロスや大河ドラマ館などで販売する。

 中区の「ドリアン洋菓子店」は1月22日、地元食材を使ったオリジナル商品3品の販売を始めた。戦国時代の戦飯(いくさめし)「兵糧丸」をモチーフにした米粉クッキー「出世魂(しゅっせだま)」(540円)は、八丁みそと静岡産緑茶を練り込み、玄米フレークをまぶして仕上げた。なめらかな口当たりに仕上げた「出世福鈴(しゅっせぷりん)」は、三ケ日ミカンを使った「はままつ蜜柑」と静岡産抹茶を使った「しずおか緑茶」(以上410円)の2種類を用意。大河ドラマ館やアピタ浜北などで販売する。

 東区の菓子店「あおい」は1月22日、「浜松城石垣チョコ 葵」(8個入り=594円)の販売を始めた。浜松城の石垣「野面積み」をイメージし、ゴツゴツとした見た目に仕上げ、ビター・ミルク・ストロベリーの3種類をセットにする。パッケージデザインは、金色を基調に徳川家の家紋「葵紋」をあしらった。大河ドラマ館やギフトキヨスク浜松などで販売する。

 弁当製造・販売の「竹泉」(浜北区)と遠州綿紬商品を扱う「ぬくもり工房」(浜北区)は1月28日、遠州綿紬製ランチョンマットをセットにしたコラボ弁当3種類の販売を始めた。徳川軍と武田軍の戦いをモチーフにした「どうした家康 三方ヶ原の戦弁当」(1,836円)は、浜松産ブランド牛「三ヶ日牛」と山梨産「甲州ワインビーフ」を使ったカルビ焼き肉をメインにする。このほか、地元食材「浜松パワーフード」をふんだんに使った「家康天下獲り丼」(1,620円)と「将軍家康御膳」(2,376円)を用意する。

 ランチョンマットは、昔ながらのシャトル織機でゆっくりと織り上げているため、使うほどに風合いが増すという。色や柄が異なる12種類のデザインを用意し、いずれの弁当にも1枚をセットする。「竹泉」での予約販売と、遠鉄ストアでの期間限定販売(2月25日・26日)を予定する。社長の木俣昭彦さんは「若い世代に、遠州の織物産業と浜松の食材の魅力を知ってもらいたい。全国からの観光客にも食べてもらい、浜松を盛り上げられたら」と話す。

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