株式会社ソミックトランスフォーメーション（事業所：静岡県浜松市 代表取締役：石川彰吾、大倉正幸）は、2022年8月、2023年8月の出資に続き、中堅中小企業にフォーカスしたIoTソリューション機器を開発する、米国シリコンバレーのスタートアップ企業「Devices-Unlimited Corp.」へ2024年4月に追加出資を決定したことをお知らせいたします。



■出資背景と目的
当社は、自動車部品製造を主な事業とする「ソミックグループ」で新規事業開発を担うため、2021年11月に設立されました。社会課題をビジネスで解決する事業に挑戦するため、自社の新規事業開発だけでなく、CVC投資を通じて有望なスタートアップ企業との連携を深めることで、新規事業の育成や事業シナジーの実現を目指しています。

中堅中小企業が生産性の向上、エネルギー削減、CO2削減といったクリティカルな経営課題を解決するために、ソミックグループでは、Devices-Unlimited Corp.が開発した、最新で高セキュリティーの通信技術「SENSOR AREA MESH」を導入した無線IoTシステム「data-pump」を活用したソリューションを共同開発。第一段として電力使用量を可視化する仕組みを構築しました。
これにより、中堅中小企業が、現有の設備を活かしつつ、特別なスキルやエンジニア、大きな投資を必要とせずに、生産現場のIoTによる事業変革につなげられます。

今回の追加出資は、2024年度よりソミックグループ以外の企業向けのサービス提供を開始することを目指し、同社との更なるパートナーシップの進化を通じて事業開発を進めることを目的としています。 2023年度にソミックグループ内で行った実証実験を通じて、「エネルギー」や「カーボンフットプリント」の可視化と最適化において、中小企業の抱える「大きな導入コスト」や「複雑なネットワーク整備」という大きな課題を解決するポテンシャルが高いと評価をしました。
同社とのパートナーシップを深化し、新たな価値を社会に広げていく活動を更に加速するために追加出資の実行を決定しました。

また、今回追加出資と同時に、当社の共同代表取締役　大倉正幸が、Devices-Unlimited Corp.の社外取締役に就任いたします。
経営面でも同社との結び付きを更に深めることにより、【ソミックグループの現場力】×【Devices-Unlimited Corp.の開発力】を活用した、生産現場が抱える経営課題の解決と、各国が抱えるカーボンニュートラル目標に向けた時間との勝負という経営課題の解決を、中小企業が現実的に取り組めるソリューションとして確立することを目指します。

＜会社概要＞
Devices-Unlimited Corp.
Devices-Unlimited Corp. は、米国カリフォルニア州に本社を置くスタートアップで、SENSOR AREA MESH という最新の規格に準拠した商品をミッドマーケット（中堅中小企業）向けに開発。中堅中小企業のお客様がよりアフォーダブルな価格で、かつより簡単にIoTによる事業変革を実現できるようご支援させていただくことを事業目的にしています。日本市場を最重要視しており、2022年8月に日本法人を設立し、販売・サービスを展開しています。
代表者：Ashok Murthy
所在地：600 W Santa Ana Blvd, Ste. 114 #3076, Santa Ana, CA 92701 USA
設立：2018年2月
https://devices-unlimited.com/

株式会社ソミックトランスフォーメーション
ソミックトランスフォーメーションは、株式会社ソミックマネージメントホールディングスの傘下にあり、ソーシャルトランスフォーメーション、サステナブルトランスフォーメーションを対象にしたビジネスを事業領域とし、社会課題をビジネスで解決する事業に挑戦するため、2021年11月に設立されました。2022年4月には、自動車部品で培ったノウハウをつめこんだ作業支援ロボット「SUPPOT」のレンタルサービス提供を開始しました。
https://www.somic-transformation.co.jp/

株式会社ソミックマネージメントホールディングス
ソミックマネージメントホールディングス(SMHD）は、2018年7月に設立された事業統括会社です。傘下にある創業100年を超える自動車部品会社のソミック石川などソミックグループ内の事業会社を管理し、事業領域・製品の新たな可能性に挑戦していくため、グループ全体最適を見据えて業務を行い、持続可能なグループを目指します。
https://www.somic-group.co.jp/