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浜松市美術館で体験型アート展-光や音のインタラクティブアートを体で楽しむ

体感型の作品「Immersive Shadow(イマーシブ シャドウ)」

体感型の作品「Immersive Shadow(イマーシブ シャドウ)」

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 浜松・松城の浜松市美術館(浜松市中区松城、TEL 053-454-6801)で現在、企画展「魔法の美術館」が開かれている。

館内の展示風景

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 11月1日から開かれている来場者体感型の同展。2009年から全国各地で開催され、これまで31カ所で100万人以上を動員してきた。作家が作り出すアート作品を展示することから、ものづくりが盛んな街である浜松をもっと盛り上げるため同所で開催することになった。

 会場には12人のメディアアート作家が手掛けた17作品を展示。光や音、影などを駆使したさまざまなアート作品が並ぶ。体感型映像インスタレーション作品の「Immersive Shadow(イマーシブ シャドウ)」では、スクリーンの前に立つとセンサーが感知し、自身の影が投影される。スクリーン内ではさまざまな色の球体が弾んでおり、体を動かし影でタッチすると球体を動かすことができる。

 映像作品以外にもさまざまな素材で作られたアート作品を展示。「sound round(サウンド・ラウンド)」は一見木でできたただの丸テーブルにしか見えない作品だが、表面に手をかざすとピアノの音が鳴る仕組みになっており、複数人で向かい合って演奏することもできる。ガチョウの翼で作られた微風観測器「Lifelog_mobile(ライフログ・モービル)」は見て楽しむアート作品。シャンデリアのようなインテリアオブジェになっており、少しの風で揺らぐその動きと美しいフォルムを鑑賞し楽しむ。これらのように視覚、聴覚、触覚を使いさまざまな角度から楽しめる作品がそろう。

 「作品と反応のやり取りをし、体で楽しむインタラクティブアートの展示企画」と学芸員の生熊周さん。「幅広い年齢層が楽しめるようになっているのでぜひ家族でお越しいただきたい」とも。

 開館時間は9時30分~17時。月曜休館(11月24日は開館、11月25日は休館)。料金は一般=1,000円、大学・専門学生=800円、中学・高校生=300円、小学生以下は無料。12月23日まで。

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