食べる

浜松に中華料理店 陳建一さんの弟子が豊富な経験を元に開業

店舗外観

店舗外観

  • 0

  •  

 浜松・半田に4月1日、中華料理店「川龍(せんりゅう)」(浜松市東区半田町、TEL 053-545-9333)がオープンした。

店主の 川島さん夫妻

[広告]

 「赤坂四川飯店」で陳建一さん、「Szechwan restaurant(スーツァンレストラン) 陳」で菰田欣也(こもだきんや)さんに師事し、四川料理を学んだ店主の川島準矢さん。その後、中国の点心料理の国家資格である「北京特級麺点師」の資格を持つ郭彗薇(グオフイウェイ)さんに点心を学び、中国四川省の成都にある四川料理店「菜根香」で新派四川料理を学んだ後、地元浜松へ戻り、調理専門学校で講師を務めた。専門学校で講師をしている中、中華料理の世界で女性調理人の働く場が少ないことを知り、「客に料理を出す現場に戻りたい」という思いと、「女性料理人の受け皿を作りたい」という思いから、開店を決意した。

 店舗面積は約18坪。席数は、カウンター8席、テーブル14席の計22席。店内は、白い壁紙に黒のテーブルを配置した、モノトーンで落ち着いた雰囲気が特徴。

 メニューは、赤坂四川飯店で学んだ「陳麻婆(マーボー)豆腐」(980円)、同メニューのためだけに独自配合して作られた中華練りゴマ「芝麻醤(ジーマージャン)」を使った「タンタン麺」(880円)、一晩寝かせた肉餡(あん)を2日間寝かせた皮で包み蒸して作られる「小龍包(ショーロンポー)」など。同店で使われる調味料のほとんどが四川から取り寄せたもの。野菜は浜松産にこだわり仕入れている。

 多くの料理コンクールで受賞歴を持つ川島さん。全日本中華料理コンクールで「銀賞・観光庁長官賞」を受けた。ほかにも日経レストランメニューグランプリ「準グランプリ」、国産ニジマス中国料理コンクール「金賞」などを受賞。コンクール受賞したメニューは、ゴールデンウイーク後から月替わりメニューで提供していく予定。

 「驚き」「面白さ」も提供できる店を目指す同店。東京の有名店や本場中国の四川料理店、特級麺点師から学んだ経験を生かし、他店では得ることのできない「驚き」や、食べた人が誰かに話したくなるような「面白さ」のある「浜松で誰も知らない、誰も頼まないだろう料理」を提供していきたいと考えているという。

 「多くの人を雇える店にしていきたい」と川島さん。「現在北京に戻ってしまった郭さんのところに、年1回は修行に行きたいと考えている。他店では食べることのできない料理を提供していきたい」と意気込む。

 営業時間は11時30分~14時、17時30分~21時。月曜・第3日曜定休。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース