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浜松のアクト通りでオーガニックイベント 食と健康を見直すきっかけに

実行委員長の福良千佳世さん

実行委員長の福良千佳世さん

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 浜松のアクト通りで10月28日・29日、オーガニックイベント「フレンチマルシェ」が開催される。

昨年の会場の様子

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 自然農法の野菜を食べてもらいたいという思いから地元の農家や飲食店が手を取り合って、マルシェという形で昨年から始めた同イベント。昨年は44団体が参加し、約4000人の来場者があった。今年は規模を拡大し、食と健康を見直しストレスフリーな社会を作ろうと静岡西部を中心に約60団体が参加。「おしゃれで上品」を意味する「フレンチシック」をテーマに、食や健康関連の商品の販売や健康に関するセミナーなどを開催する。

 当日は、どの団体もフランスの田舎で行うマルシェを意識して出店。会場は「ファーマーエリア」「フードエリア」「ヘルスエリア」の3つに分かれ、会場中央にはガーデンレストランを設け、会場装花やテーブルクロスなどシックなイメージの空間に仕上げる。

 ファーマーエリアでは有機栽培や自然農法で育てた野菜の販売や、お茶・ほうじ茶・はとむぎ茶などのお茶、米などオーガニック食材を中心に旬の食材が並ぶ。どの団体も「体にいいもので、旬の食材を旬の時期においしく食べてほしい」という思いを持って参加する。フードエリアではフレンチからイタリアン、メキシカンまで多国籍な料理店が並び、全て無添加やオーガニック料理にこだわって提供する。ほかにも、ヘルスエリアには入浴剤やアロマ関連商品が並ぶだけでなく整体やカイロプラクティックなども参加し、青空ヨガ体験も開催する。

 中央のガーデンレストランではイタリアンシェフの奥田政行さんが料理ショーとコース料理を振る舞う。料理ショーでは焼いた野菜と生の野菜の食べ比べや、水の種類で調理がどう変わるかなど、素材の特長を生かした調理法を教える。ほかにも中央ロータリー広場では「冬に向けて代謝を上げるグリーンスムージー」「秀明自然農法とは」「産前、産後の身体と心の違い」など食と健康を関連付けたセミナーも開催する。

 実行委員長の福良千佳世(ふくらちかよ)さんは「オーガニックのものは値が高いが、その分手間暇をかけ体にいいものを作っている。海外の食品などには遺伝子組み換えを行っているものも多い。健康のことを考えて購買する判断力を付けてもらうきっかけにしてもらえたら」と話す。

 開催時間は10時~16時。

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