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浜松・田町で1000点超える箸置き展 ギョーザなど浜松に関係するモチーフで

ユニークな箸置きが約1000点ならぶ

ユニークな箸置きが約1000点ならぶ

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 企画展「1000のはしおき展」が現在、陶器店兼ギャラリー「Rohan」(浜松市中区田町、TEL 053-456-9393)で開催されている。

 全国約20人の作家の陶芸作品を集め販売し、企画展も開催する同店。店主の鈴木林太郎さんと、岐阜県の陶芸作家・大江憲一さんとの間で「遊び心のある企画展をしたい」という話で盛り上がり同展を企画。大江さんは陶芸界では「しょうゆ差し」の製作で有名な陶芸家だが、釣具のリールをモチーフにした箸置きを作っていたことから、鈴木さんが浜松にちなんだ箸置き展はどうかと提案。大江さんも賛同し、オリジナルの箸置きを展示販売する企画展として開催にこぎ着けた。

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 ギョーザや浜松で採れる野菜などをモチーフに1000点を超える箸置きを並べる同展。大江さんは川釣りが趣味で天竜の山に入り川釣りをすることもあり、川魚や登山グッズをモチーフにした作品も製作。全て手作りで、モチーフが同じものでも同じ形のものは存在せず、大きさやそりの違いなど一つ一つに個性がある。

 素材は金・銀・プラチナ・その他の4種類。箸置きを1200度の高温で焼いた後、金や銀を塗り、800度の低温で焼くことで、金銀を定着させる手間ひまかけた作品だという。ギョーザは見えない中身まで忠実に作り、えんどう豆は豆を包むように細部にまでこだわっている。鳥の箸置きはカラカラと音のなるような工夫を取り入れ、ブリーフの形をしたユニークな箸置きも制作した。ほかにも、富士山や鷹、ナスなど縁起の良い箸置きも展示する。「ただリアリティーを追求したのではなく、どの作品も少しデフォルメを入れてかわいらしく仕上げた」という。

 現在約200点を販売。普段は30代や40代の客層が多いが、今回の企画展は大学生から60代の人まで幅広い世代が来場。今までの企画展などでは見られないような「この作品がかわいい」「面白い」といった会話が飛び交い、親が子どもに箸置きを選ばせる風景もあったという。

 「これだけの数の箸置きが並ぶところを見られる機会は人生でもそうないことだと思う。気軽に見に来てもらいたい」と鈴木さん。「器に比べて箸置きは手軽さがあるからか、普段来ないような世代の人も多い。同展を通し、陶器の魅力に触れ、好きな器でご飯を食べる楽しさを知ってもらいたい」とも。

 価格は、金・銀・プラチナ=2,160円、その他=1,000円。開催時間は12時~19時。木曜定休。7月16日まで。

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